16520のA番といえば、他の年式より高い傾向です。
A番は1999年頃に生産されたモデルなのですが、翌年2000年のP番を最後にして、エルプリ搭載のデイトナは生産終了となりました。
デイトナが16520から116520となったのは、2000年なのですが、その2000年であるP番には16520、116520両方が存在。
116520にとって、P番は初期モノであり、16520にとっては最終品番。
116520はP番だからといって高くなることはないのですが、16520のP番はかなり高値の傾向。
最近では、300万円近くするという例も珍しくなく、他の年式より倍ほど高いな印象です。
それでもP番はどの時期においても「価値ある」とされるため、割高と思って買っても結果的に他の年式より凄い値上がりをしたということになっても不思議ではない存在です。
そして、P番の1つ前の年式であるA番も他の年式と比べて比べて高い存在。
P番ほど高いわけではありませんが、30%程度高いという印象です。
なぜ、A番が高いのかというと、最終品番に近いことはもちろんなのですが、A番が出た当時ロレックスのスポーツモデルでは発光塗料の変更など近代的な要素が多々加わりました。
最近だとルーレットの有無といったことに近く、年式による差が分かりやすいということが高値の要素だと思われます。
ですから、A番のデイトナは高いというのは当たり前。
そうかと思いきや、なんとコンビだと、A番でも100万円台前半で売られています。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年4月 の安値(ヤフオク) |
2017年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ A番 16523 |
中古 | 2年 11ヶ月 |
¥948,001 | ¥1,023,840 | 75,839 | 108.00% |
エルプリ搭載のデイトナは、コンビになると一気に安くなるというのは以前もお伝えしたとおりですが、A番ですらデイトナ相場のボトムに位置する状況。
これには非常に驚きます。
16520の相場において、下の方に位置する個体の相場は約150万円程度。それに対して、A番だと180万円以上します。
それが、ステンレスより本来豪華なコンビになると、約102万円で買えてしまう。
つまり、A番以前の年式だとステンレスとコンビの価格差は50万円程度なのに対して、A番は約80万円もステンレスのほうが高いということになります。
そして、このA番16523の約102万円という価格、最も安い116523よりも10万円程度安いのです。
本来デイトナとして高い価格帯に位置するA番ですが、コンビだとかなり安く買えるというびっくりな事例です。