ジェラルドジェンタ氏がデザインしたブルガリブルガリは今でも続く長寿シリーズです。
ただし、ジェンタ氏のデザインを踏襲していたのは、2000年代前半頃まで製造されていた33mm。
その33mmのモデルにはブレスレットタイプと革ベルトがあるのですが、ジェンタ氏のデザインにこだわるなら革ベルトモデルとなります。
とはいえ、ジェンタ氏のオリジナルデザインのイメージを崩さないようにアレンジされたブレスレットもなかなか魅力がある存在。
そのためか、33mmのブルガリブルガリが現行だった2000年代前半までは、ブレスレットのブルガリブルガリがとても人気でした。
ブルガリブルガリの多くはステンレス製なのですが、コンビと金無垢も存在します。
最近、ブルガリのステンレスモデルは値下がり傾向ですが、金無垢モデルに関しては値上がり傾向。
そのため、このブルガリブルガリの相場はどうなっているかと思いきや、これまた値上がり傾向です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年10月 の安値(ヤフオク) |
2017年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブルガリ
ブルガリブルガリ 自動巻 BB33GG |
中古 | 4年 6ヶ月 |
¥501,000 | ¥698,000 | 197,000 | 139.32% |
値上がり傾向とはいえこの時計、シンプルにどれぐらい値上がりしたかを判断するのが難しい時計。
同じ型番であるBB33GGにはこの記事の個体である自動巻モデルの他にクオーツが存在。
特に2針のクオーツの個体数が最も多く、そのモデルの場合、2010年と2016年での比較で約10万円値上がり状態です。
この自動巻モデルの金無垢仕様の場合、数が少なく取引額も時期によって高いことも安いこともあるため、一概に約20万円の値上がりとは言えません。
しかし、先程の2針クオーツモデルの場合、個体数もそこそこあり相場も安定しているため、10万円程度の値上がりというのは信用できる値です。
そのため、この自動巻モデルも10万円程度は値上がり状態だと見て良いでしょう。
そうとはいえ、この記事の69万8000円というという額、他の時計と比較して見ると安いようにも感じます。
というのも、
- ブレスレットまで金無垢
- 自動巻
- 近代的な仕様
という内容で60万円台で買える時計はなかなか他に無いでしょう。
特にこのブルガリブルガリは、文字盤上にBVLGARIの文字が入った最終型。
この仕様は2000年頃からなので、腕時計の世界では比較的新しい部類に入ります。
ちなみに、先程の2針クオーツは80年代の個体が多いと推測できますが、80年代モデルの場合、カルティエでもブルガリでも“古臭い”と見られ、90年代モデルと比べて安い傾向です。