25万円ぐらいの価格帯の腕時計は、ボーナスが入ったからなど、なんとなく気が向いたときにポーンと買える存在として丁度よいポジションのように思います。
10万円台の時計よりなんとなく満足感が高そうであり、30万円台の時計と比べると気軽にも使える。
実際、25万円ぐらい出すとそこそこ市民権を得た人気モデルも手に入ります。
そのポジションとして最も良いのがオメガのスピードマスタープロフェッショナル3570.50なのですが、かつては新品が25万円程度で買えました。
しかし、最近では中古が過去の新品価格という状況なのですが、ここのところもっと値上がりして30万円近い価格になりつつあります。
また、ムーンフェイズやブロードアローなども非常に高く、安めのスピードマスターを買おうと思ったら、10万円台で売られている自動巻モデルが目に入ってきます。
そんな中、プロフェッショナルでありながら、25万円前後で買えるモデルがまだ存在。
それが、このファーストレプリカです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値(楽天) |
2017年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター 3594.50 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥235,980 | ¥257,040 | 21,060 | 108.92% |
この時計、昨年12月の記事で「お買い得時計」として紹介したのですが、その頃から約2万円の値上がり状態。
とはいえ、3570.50と比べるとまだまだ安いためお買い得という印象は変わらないと思います。
このファーストレプリカ、安いときには10万円台前半で売られていたのですが、3570.50もその時期はほぼ同じ相場。
そのため、値上がり額が低いファーストレプリカは良い選択であると思うのです。
ファーストレプリカは3570.50をベースに復刻版として造った“特別モデル”なはずですが、最近は数が多い3570.50より評価されない傾向です。
見た目は3570.50より特別で希少かつ、中身も同じわけですから本来こちらのほうが3570.50より高くなっていてもおかしくないところ、こちらのほうが安いというのはまさしく「お買い得」。
そして何よりこの時計、程度の良い個体が多いのです。
この記事の個体もそうですが、非常に綺麗です。3570.50の場合、多くの人が買ったため、当然ですが程度が悪いモノも存在し、安いものは程度が悪いという場合もあります。
一方このファーストレプリカは、復刻版というマニアックな仕様ですから、大事に使われた傾向が高いのでしょう。
またマニアックな時計の場合、複数本所有のユーザーが買う傾向も高いため、使用頻度が低めだったということもあると思います。
ということでこの時計、今25万円前後でポーンと買うのに、なかなか良い存在です。