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現在相場考察

短期で10万円以上の値上がり、シードゥエラーディープシーDブルー116660

2017年4月30日更新
ロレックスのシードゥエラー116660について斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年9月の安値(楽天)と2017年4月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この0年7ヶ月での変動は¥101,130だった。

シードゥエラー ディープシー Dブルーダイヤル 116660についての考察(2017年4月)

シードゥエラーディープシーのDブルーダイヤルといえば、超人気のロレックスとしてかなり高い印象です。

しかしこの時計、昨年9月の記事でもお伝えしたとおり以前と比べると値下がり中。

特に高かったのは2015年であり、その頃と2016年9月の相場を比較した場合、約24万円の値下がりという状況でした。

しかしこの時計、そこから再度値上がりし、今では2016年9月より10万円程度高くなっています

つまりDブルーダイヤルは、約7ヶ月間という短期間に10万円以上の値上がりをしたのです。

ロレックス シードゥエラー 116660¥1,458,000〜¥2,480,000(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年9月
の安値(楽天)
2017年4月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
シードゥエラー
ディープシー
Dブルーダイヤル
116660
中古 0年
7ヶ月
¥1,259,670 ¥1,360,800 101,130 108.03%

スポーツロレックスとして例外である要素が多いDブルーダイヤルは、その強烈なキャラクターとレア感によりとても人気の時計です。

しかし、そのキャラクターの強さ故に「流行りモノ」という印象もあるのが確か。

そのため、2016年9月時点で24万円もの値下がりをしたというのは人気に陰りが見えたのかと感じる人もいたかもしれません。

ただ、そこから10万円以上値上がりしたというのは、まだまだこの時計の人気が強いということ。

そして、凄いのは短期で10万円の値上がりという点です。

こういう値上がりを体験できるのは、人気モデルならではの現象。

これだけ目立つモデルだからこそ、24万円の値下がりもすれば10万円の値上がりもするのです。

ですから、昨年9月に買っておいたならば、短期間で10万円の値上がりとなった凄い1本。

今後この時計の相場がどのような状況へ変化するかを当てることは出来ませんが、現在の相場は2015年の水準まで復活しているわけではありません。

また、万が一生産終了となれば、いかにも高くなりそうなDブルーダイヤルというキャラクター。

近年スポーツロレックスGMTマスターでもサブマリーナでも、黒青ベゼルや緑ベゼルが人気なように、「色」があることが人気な傾向です。

そして、シードゥエラースポーツロレックスとして唯一のグラデーションダイヤル+緑文字表記というレアな「色」要素が含まれています。

筆者個人的な見解としてこのシードゥエラーについて、ベゼルで色表現のGMTマスター、ガラスで色表現のミルガウスなど他のモデルに対して、Dブルーダイヤルという独自の色表現は高級感と独自性ともに、他のモデルと差別化ができており良い立ち位置。そのため、早期の生産終了はないと判断します。もしも、Dブルーダイヤルが不人気モデルだったならば、生産終了となってもおかしくないでしょうが、これだけ人気がある状態での廃盤は例がないと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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