ランゲ1は、デザイン面でもムーブメントの観点でも、多くの人から評価される腕時計です。
比較対象となるのはパテックフィリップですが、その評価はパテックフィリップと同等かそれ以上という人もいるほど。
三雲ブランドでもパテックフィリップと真っ向から勝負できるモデルがそんなに多くないですから、かなり強い腕時計であるということは間違いありません。
そして、2011年頃と2015年の相場を比較した場合、その値上り額は100万円以上という水準であり、まさに抜け目のない存在なのです。
そんな強い時計であるランゲ1ですが、最近異変が起こっています。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値(楽天) |
2017年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ランゲ&ゾーネ
ランゲ1 101.031 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥2,397,000 | ¥2,250,000 | -147,000 | 93.87% |
それは、2016年12月から2017年5月にかけて約15万円ほど値下がりしているということ。
ロレックスだと同じ時期で15万円ほど値上りしたモデルがいくつかある中、強い時計であるはずのランゲ1が15万円もの値下がりというのはかなり驚く状況だと思います。
さらにこのランゲ1、値下がりしたのはこれが初めてではなく、昨年12月の時点で既に値下がり傾向だったのです。
ランゲ1といっても様々な種類がありますが、その際のモデルも今回のモデルも黒文字盤+ピンクゴールドという内容の101.031。
昨年12月時点での値下がり額は約18万円という額だったため、今回さらに15万円程度値下がりしたということを考慮すると随分な値下がりとなっています。
ちなみに値下がりしたのはランゲ1全体という印象で、白文字盤の101.021もかなりの値下がり状態です。
ランゲ1という強い時計が値下がりしている、というのは一見お買い得にも感じますが、昨年12月の時点でも今の時点でも値下がりが続いているというのは気になるところです。
アクアノートなどパテックフィリップの一部モデルも値下がり傾向ですが、ランゲ1の値下がり額を超えるモノはなかなかない印象です。
この黒文字盤は、2015年との比較で33万円も値下がりしているため、ランゲ1を狙っているという人にとっては魅力的な価格であると感じます。
ただ、前途のようにここ1年の間でずっと値下がり傾向であることから、現状よりもっと下がりする可能性もあります。
とはいえ、反発する可能性もあり、その判断は難しいところ。
少なくとも2015年と比べて33万円のお得に買えるのは確かであり、ランゲ1を狙っている人には良い時期だと感じます。