チュードルのクロノタイムは、仕様によって相場がかなり変わる傾向ですが、最も不人気な要素を備えるモデルの場合、今の相場で20万円台前半という水準です。
一方、最も人気要素を備えたモデルでは、50万円以上。
クロノタイムが人気となる要素は「いかにロレックスに近いか」という基準が分かりやすいのですが、最も高いモデルは「ロレックスに近い」というレベルではなく、ロレックスと同じパーツが使用されています。
現在20万円前半で購入可能なモデルの場合、
という要素が一般的です。
しかし、人気要素を備えるにもかかわらず20万円台前半で売られている個体を発見。
ブレスレットが5連という不人気要素があるものの、
という人気要素を備え得るこのモデルは、2012年でも20万円台前半という相場なのです。
その頃、最も安いクロノタイムは10万円台半ばという水準でしたから、いかにこのモデルが強いかが分かります。
ですから、人気要素が多めであるこのモデルが20万円台前半で現在売られているとなると、2012年とほぼ同じ価格で買えることになります。
この時期のチュードルは2012年と比較して10万円程度の値上がりとなっているモノも存在するため、なかなかお買い得価格といえるでしょう。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年6月 の安値(ヤフオク) |
2017年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
チュードル
クロノタイム 79260P |
中古 | 5年 0ヶ月 |
¥228,900 | ¥237,600 | 8,700 | 103.80% |
79260Pというモデルは、ケースのラグ部分がポリッシュ仕様であることから、リファレンス末尾に「P」が付くのですが、このモデルの中には様々な仕様が存在。この記事の個体のようにタイガーなし、バーインデックスというモノは、現在相場で20万円台後半から30万円台といった水準です。
これと同じような仕様のモノが、現在この価格で売られているものはこれの他に無いため、クロノタイムの相場が値下がりしたわけではなく、たまたま安い1本を発見できたという認識が正しいように思います。
チュードルはロレックスと同じく、実用性をかなり考慮して設計されているため、使用頻度高めで使うのにも最適です。
ベゼルは4桁リファレンスのデイトナと共通のデザインであるように、ロレックス的な香りがするのに20万円台で購入可能、それでいて実用性も高いという魅力的な1本だと感じます。
現在ラインナップされているチュードルの腕時計には、ロレックスを感じさせる要素がなくなってしまったため、ところどころにロレックスの香りがするこのクロノタイムは、今後レアなモデルとして需要>供給となる可能性もあるでしょう。