ドイツの腕時計といえばランゲ&ゾーネとグラスヒュッテの2つが有名ですが、どちらも高い技術力を有するマニュファクチュールなため“高価な存在”という印象があります。
グラスヒュッテはステンレスの展開も多いことかランゲ&ゾーネよりも安めという印象ですが、それでも100万円近くするという印象。
有名なモデルといえばパノリザーブとパノグラフですが、どちらも左右非対称デザインが美しいモデルです。
特にパノグラフはいかにも複雑という感じであり、独特の動きをするクロノグラフについては「凄い」という感想が最もでしょう。
しかし、実はグラスヒュッテオリジナルには50万円台で買えるモノが存在。
それが現在54万円で購入可能なパノマティックデイトです。
この時計、
という内容であり、よく見る“3針+デイト”という時計と同じ。
しかし、それを左右非対称デザインにすることにより、通常の3針デイトとは全く違う見た目に仕上げられています。
こんなに魅力的な見た目かつ、中身も伴った時計が、現在54万円で買うことができるというのはかなり良い状況だといってよいでしょう。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年10月 の安値(ヤフオク) |
2017年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
グラスヒュッテオリジナル
パノマティックデイト |
中古 | 1年 9ヶ月 |
¥614,000 | ¥540,000 | -74,000 | 87.95% |
この時計、2015年と比較してなんと7万円以上も値下がり状態。
数が少ない時計であるため、7万円の値下がりだから相場が全体的に下がったというより、たまたま安く売られているという見方が適正のような気がします。
売りに出されている事自体が稀な時計であるため、金額を問わず買うことができる状態がレアという存在です。
売りに出されている個体は、50万円前半から60万円前半という価格帯に収まっているため、55万円前後という価格が多い傾向。
ですから、過去と比べて相場が変化していないというのが正しいのですが、この時計の内容からして、現在価格はもちろん、過去価格でも安いと感じさせる1本です。
現在55万円前後で高い技術力のマニュファクチュールを買おうと思った場合ロレックスとなりますが、6桁時代のスポーツではエクスプローラかミルガウスという状況。
それと同じ価格でこのグラスヒュッテオリジナルが買えるというのは、同じ値段で上のクラスにグレードアップしてもらったという感覚です。