長らく120万円前後という相場だったデイトナ16520が急激に高くなり始めたのは2016年12月頃のこと。
その頃より16520は150万円以上という相場まで上昇し、その勢いは今でも止まることがありません。
今では、高くなり始めた2016年12月の相場よりさらに30万円以上高いという状態です。
16520は「エルプリメロ搭載のデイトナ」ということが大きな特徴として捉えられることが多いですが、人気となる要素はその他にも多々あり、文字盤デザインの評価などは特に高い傾向です。
しかし、16520のコンビ版である16523についてはまったく値段が変わっていない状況。
最近、若干高くなる兆しが見られる模様ですが、それでも100万円を切る個体は依然としてある状況です。
そのため、“エルプリ搭載のデイトナ”の中で値上がりしたのは16520のみ、という印象にもなってしまいます。
けれども、最も豪華な金無垢バージョンである16528の相場は、きちんと上昇中。
この半年間の間に40万円近くも値上がりしているのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年1月 の安値(楽天) |
2017年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 16528 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥1,998,000 | ¥2,380,000 | 382,000 | 119.12% |
16528の現在相場は、16520より55万円高いという状況です。
2017年1月時点では両者の価格差は50万円16528が高いといったところでしたから、その価格差は僅かに広がったという印象。
金無垢はステンレスより価格上昇額が高い傾向がありますが、200万円台中盤という相場は、過去価格と比較して100万円以上高くなっているため、やっと金無垢ロレックスにふさわしい値上がり額になったという感じです。
ちなみに6桁リファレンスの116528とエルプリ16528は現在全く同じ相場。
16528のほうが、希少性や話題となる要素が多々あるため、お買い得感を感じますが116528にも強い要素が存在。
実際、コンビとなると依然として6桁の116523のほうがエルプリより高い状況は変わらないため、より新しく実用性の高い6桁にするか、希少性が高くマニアックな5桁にするかは迷うところでしょう。
ただ、金無垢デイトナの場合、その「ハレ」というキャラクター性の強さゆえ、よりマニアックな5桁に軍配が上がります。
ちなみに6桁リファレンスの116528も約1年前と比べて値上がり状態。ですから、どちらもきちんと値上がりしているのです。
16528と116528では、1年前と比べて値上がりした額は16528のほうが上。
過去価格を考慮すると値上がり額が低い116528がお得ですが、希少性や話題要素を考慮すると16528のほうが結果的にお得になりそうだとも感じます。