究極的にシンプルな2Pダイヤが印象的なオニキスダイヤルのデイトジャスト。
それは、5桁リファレンスモデルにしか存在せずそれも80年代モデルまでという印象すらありますが、実は今でもラインナップされている仕様です。
デイトジャストの現行モデルである116233にもオニキスダイヤルがしっかりとラインナップ。
なかなか店頭で売っている姿を見ない希少種ですが、今でも大型のロレックスブティックでは見かけるなど、現行モデルとして新品で手に入る存在です。
最近、ロレックスの多くのモデルが現行、生産終了モデルを問わず急激に値上がりしています。
それら値上がりモデルは、強いインパクトがあるという傾向なため、同様にインパクトが強いこのオニキス文字盤のデイトジャストも値上がりしていてもおかしくないところ。
しかし、この時計に関しては、この半年間で相場は全く変わっていない模様です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値(ヤフオク) |
2017年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトジャスト オニキス文字盤 116233 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥949,806 | ¥935,800 | -14,006 | 98.53% |
昨年2016年12月の価格も現在価格も約94万円といったところ。
現在94万円でどのようなロレックスが購入可能かというと、GMTマスター2の116710BLNRやサブマリーナの116610LV。
どちらも黒青ベゼル、緑ベゼルという今の人気を象徴するようなモデルですが、それらと同じ水準でより豪華なオニキス文字盤のコンビモデルを買うことが可能です。
ちなみに5桁リファレンスの場合、GMTマスター2が65万円程度、16610LVが約100万円という水準に対して、オニキスの16623は約70万円。
また、デイトジャストの通常文字盤とオニキス文字盤との価格差は、5桁リファレンスでも6桁リファレンスでも約30万円という差です。
よって、それら事情を見ると特にお買い得とも感じないこのオニキス文字盤の116233。
しかし、その点を考慮しても、
がステンレスのスポーツロレックスと同じ価格で手に入るというのは魅力的だと感じます。
黒青ベゼルのGMTマスター2か、緑サブかを迷われる方は多いでしょうが、そこにこのオニキス文字盤の116233を比較対象として加えてみたら、濃い3本の比較となり、比べる楽しさが深まりそうだと感じます。
通常のコンビモデルとは異なり、「オニキス」という強い特徴を備えたこのデイトジャストは、単にお買い得というだけでなく、レアな希少要素を有しているということが重要なポイント。
特にオニキス文字盤はデイデイトだとかなり高く評価される傾向があるため、デイデイトほど評価されていないデイトジャストのオニキス文字盤はお買い得というのも嬉しい点です。