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現在相場考察

40万円台で買えるピンクゴールド、ジャガールクルトマスターウルトラスリム

2017年8月7日更新
ジャガールクルトのマスターウルトラスリムについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2010年4月の安値(ヤフオク)と2017年8月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この7年4ヶ月での変動は¥52,599だった。

マスターウルトラスリム 145.240.797についての考察(2017年8月)

最近ジャガールクルトの時計は人気な様子で、特にレベルソ値上がりが目立ちます。

最初に値上がりしたレベルソ金無垢モデルで、その価格上昇レベルは30万円以上という水準。また、ステンレスモデルに関してもきちんと値上がり状態で、各モデルとも10万円以上値上がりしています。

さらにマスターシリーズのジオグラフィークも値上がり状態で、ステンレス、金無垢ともに10万円以上の値上がり状態

そして、レベルソでもマスタージオグラフィークでも金無垢モデルを狙おうと思ったら、約100万円という価格帯となり、まさに高級モデルという印象です。

とはいえジャガールクルトは、マニュファクチュールの高級ブランドであるため、金無垢モデルが100万円というのは“安い”ともいえるでしょう。

ですから、マスタージオグラフィークレベルソの金無垢モデルが100万円程度という額は妥当だと感じます。

しかし、ジャガールクルトには実はもっと安い金無垢モデルが存在。

このマスターウルトラスリムはなんと40万円台で購入可能というびっくりなモデルです。

ジャガールクルト(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2010年4月
の安値(ヤフオク)
2017年8月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ジャガールクルト
マスターウルトラスリム
145.240.797
中古 7年
4ヶ月
¥401,001 ¥453,600 52,599 113.12%

今の時代において金無垢モデル(事実上の人気モデル)の最安値は30万円台で売られているブルガリという印象。同じブルガリのステンレスモデルは10万円台という水準ですから、金無垢モデルが30万円台というのは自然な感じがします。

そして、ステンレスモデルが30万円台という時計の場合、金無垢モデルとなると2倍か3倍という水準となり、60万円以上で売られていることがほとんどです。

そのような状況の中で、

  • マニュファクチュール(cal-849)
  • ピンクゴールド
  • 裏スケ仕様

というこのマスターウルトラスリムが約45万円で買えるというのはかなり安いといえるでしょう。

ジャガールクルトの金無垢モデルは、安いモノでも60万円以上というイメージがあり、それより安いモノはクオーツモデルや生産年が不明の不人気モデルという印象。

しかし、このマスターウルトラスリムのように、「機械式」「ピンクゴールド」、さらには「裏スケ仕様」というような人気要素を備えているにもかかわらず40万円台で買える金無垢モデルがあるのです。

ましてこのモデル、34mmというサイズであり、極端に小さいメンズサイズのような不人気要素もありません。

ですから、革ベルトのドレスウォッチ枠として、今かなりオススメな存在です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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