ブルガリブルガリといえば、ブルガリの代表的なドレスウォッチですが、数多くのラインナップが存在し、安価なラインナップから、かなり高級なラインナップまで存在します。
また、この10年の間に様々なケースサイズが登場したことにより、ラインナップはさらに複雑となり、今では全体像を把握するのは困難です。
しかし、第一次時計ブームだった頃に現行だったブルガリのラインナップは基本的にシンプルでその全体像は用意に把握できるレベル。
またその頃、ブルガリがとても人気だったため、各モデルともに今より知名度がある時計が多い印象です。
そんなブルガリブルガリの中でも、ひときわ目立っていたのはスケルトンモデルのBB33GLSK。
両面スケルトンという強いインパクトから、時計に詳しくない人にも「かなり高そう」という印象を与えるこの時計ですが、実は最も高級なブルガリブルガリというわけではありませんでした。
90年代後半当時のブルガリには、
というように複雑機構を売りとした時計が存在。
ただそれら仕様はブルガリブルガリにラインナップされることはなかったため、ブルガリブルガリにおいて最高級だったモデルはもっとシンプルな機構のプラチナモデルです。
プラチナモデルは、一見すると現在10万円以下で売っている白文字盤のブルガリブルガリにしか見えないぐらいシンプルなモデル。
かつてプラチナモデルは60万円以上という水準でしたが、この数年プラチナモデルは値下がり傾向で、30万円台後半という相場まで下落。
一方スケルトンモデルは、1年ほど前までプラチナより高い50万円台という位置をキープしていたのですが、ここにきて30万台後半という個体が出てきました。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年4月 の安値(楽天) |
2017年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブルガリ
ブルガリブルガリ BB33GLSK |
中古 | 1年 4ヶ月 |
¥567,000 | ¥388,800 | -178,200 | 68.57% |
両面スケルトンというだけでなく、そのムーブメントの形状もかなり凝ったモノとなっているこのブルガリブルガリ。
実際、ブルガリのメンテナンスサービスでは「マニュファクチュール」という扱いであり、かなり凝ったムーブメントであることに違いはありません。
とはいえ、かなり見た目が派手かつ高そうなため、装着する頻度は低そうなところがこのモデルの難点だといえるでしょうし、装着するには少し勇気が入りそうです。
しかし、なにかと強い要素が詰まっているモデルが30万円台後半というのは“遊び時計“という枠では良さそうなところ。
使うかどうかは別としても、今の価格ならコレクションの1本として面白い存在かもしれません。