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現在相場考察

ステンレスとの価格差が少ない、金のノーチラス!

2016年2月28日更新
パテックフィリップのノーチラスについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2010年2月頃の最安値(タイムトンネル)と2016年2月の最安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この6年0ヶ月での変動は¥1,098,200だった。

ノーチラス 3800/1Jについての考察(2016年2月)

パテックフィリップの中でも昔(2000年代前半)と比べると特に高くなったのがアクアノートノーチラス。リーマンショック後にスポーツロレックスの多くが激しい値下がりしたのに対し、こちらの値下がりは微々たるものでした。ですから、あまりお買い得感はなかったという見方もできるのですが、それはステンレスモデルに限ってのこと。当時オールゴールドのノーチラスは“超買い”だったのです!

(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2010年2月
頃の最安値(タイムトンネル)
2016年2月
の最安値(楽天)
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
3800/1J
中古 6年
0ヶ月
¥1,299,800 ¥2,398,000 1,098,200 184.49%

現在のステンレスノーチラスの相場は約200万円。

オールゴールドモデルの相場は約240万円というとこでしょう。

金の時計が人気無い、というのはデイトナとかとも共通している常識にではありますが、いつかそれが覆ると私は思っています。

だって、ステンレスと40万円の価格差ですよ!?

本日の金相場は4800円

18金の買取価格だって3200円
プラチナ相場並の価格です!

当然、金とステンレスの定価の差が40万円ということもありません。

よって、

・定価
・金相場


から考慮してステンレスノーチラスとイエローゴールドノーチラスの価格差が40万円は安い!

ノーチラスという時計の実力から言うとゴールドモデルが240万円ってなんか安く感じてしまう不思議な感覚。

数が少ないという、値動きしやすい要素があるのは良いですね!

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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