この1年でロレックスがとても高くなっていますが、それはコンビモデルでも同様です。
GMTマスター2のコンビである116713LNは2006年にデビューし、最も安い時期である2012年には約65万円という相場でした。
2013年以降は急激な値上がりをし、その相場は90万円台という水準まで上昇。
そして、この1年で他のモデルが値上がりしたのと同じように、116713LNも2016年と比べて8万円程度値上がりしています。
しかし、GMTマスター2で人気が高いのは116710BLNRであり、ステンレスモデルであるBLNRとコンビの価格差は、ほぼ無い状況です。
近年、ロレックスの人気モデルといえば、BLNRの黒青ベゼルや緑サブというように “色”が重要な要素。
色付きモデルは、コンビのサブマリーナには青サブがありますが、依然としてGMTマスター2のコンビモデルでは復活していないのです。
かつては、コンビ以上のモデルには「茶金ベゼル+茶文字盤」のモデルが存在していましたが、その仕様は2006年にモデルチェンジされて以降10年間復活していない状況です。
そのため、GMTマスター2のコンビモデルは、他のモデルの影に隠れて、あまり目立たない傾向ですが、それでもしっかりと値上がりしているのはGMTマスター2の人気の高さを象徴しているように思います。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年5月 の安値(楽天) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
GMTマスター2 116713LN |
中古 | 1年 4ヶ月 |
¥957,000 | ¥1,040,000 | 83,000 | 108.67% |
という中で最も安いのはサブマリーナノンデイトの114060ですが、その次に安いのが116710LNです。
サブマリーナノンデイトにはコンビモデルがありませんから、上記の条件におけるコンビモデルの中で最も安いのがGMTマスター2ということになります。
黒とイエローゴールドの配色は、サブマリーナでも隠れた人気を持つ配色。また、ステンレスのBLNRとの価格差が無いことから、現在の選択肢としてはなかなか良い選択であると感じます。
アメリカ太平洋艦隊のハリス司令官がこの時計を愛用しており、最近メディアで良く見るのですが、腕に収まっている116713LNはとてもかっこよく見えるのです。
約100万円という予算では、緑サブやBLNRが目立ってしまうため、見落としがちの116713LNですが、とても比べる価値のある格好良いモデルだと感じます。