第一次腕時計ブームだった2000年頃において現行モデルだったブルガリは、今でも人気な様子ですが、その人気度とは逆に値下がり傾向です。
通常、値下がりするのであれば“需要がないから値下がりする”ということになるわけですが、ブルガリの場合は比較的すぐ売れてしまうという状況でありながら値下がり状態が続いているのです。
そんなブルガリにおいて特に人気が高いのが、
ですが、それらはブレスレットタイプかつ自動巻モデルに人気が集中しています。
ブルガリの場合、クオーツムーブメントと機械式ムーブメントでリファレンスが変わらないため、相場を見る際は要注意。
特に当時のブルガリは、積極的にクオーツが用意されており、同じメンズサイズでも「クオーツか自動巻は好み次第」というように二つのムーブメントが用意されていたのです。
実際、中古相場ではクオーツよりも自動巻のほうが1.3倍程度高いため、同じリファレンスでも相場は異なるのです。
では現在ブルガリにおいて人気仕様となっている、自動巻+ブレスレットモデルのスポーツやブルガリブルガリはいくらぐらいかというと、両者とも10万円台前半という相場です。
それはコンビモデルの相場が異なるという点です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年11月 の安値(ヤフオク) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブルガリ
ブルガリブルガリ BB33SG |
中古 | 6年 10ヶ月 |
¥168,000 | ¥119,800 | -48,200 | 71.31% |
スポーツだとクロノでも3針モデルでもコンビモデルは少し高い相場となっているのに対し、ブルガリブルガリだとステンレスモデルと価格差がほぼない状況なのです。
特に、スポーツクロノにおいては、自動巻+ブレスレット+コンビの相場が高く、10万円台前半のステンレスに対して2倍程度高い相場となっています。
ブルガリブルガリのコンビモデルは、定価においてもステンレスより高い存在であり、定価約48万円のステンレスに対して約70万円という定価。
しかも新品時は店頭でも売っていることが少なく、ステンレスより身近な存在ではなかったのは確かです。
そのような事情があるにもかかわらず、現在ブルガリブルガリのコンビモデルは、「自動巻+ブレスレット」という同じ仕様でもステンレスとほぼ価格が変わりません。
よって、10万円台で買える時計としてはかなりお得な部類なのです。
特に機械式コンビモデルとしては最安値レベルであり、コレクションのコンビ枠としてもかなりオススメです。