2016年12月から急激に値上がり傾向となったデイトナ16520。
その相場は月を追うごとに高くなり、「高い」と思っても気づいたらもっと高くなっているという状況が2017年には続きました。
16520の相場は2016年12月まで120万円程度だったのが、2017年8月には180万円台にまで到達。
そして、9月頃には200万円以上という状況になっていたのです。
しかし、200万円台という水準に達すると、16520の値上がりは止まり気味となり、200万円を切る個体がいくつか出るという様子になりました。
12月となった今もその状況は変わらず、デイトナ16520は相変わらず200万円前後という位置にいます。
一時は黒文字盤より白文字盤のほうがだいぶ高いという様子でしたが、最近は文字盤色での価格差があまりない状況。
2017年7月と比べると値上がり傾向に違いはありませんが、その相場は7月以前のように「短期で驚くほど変わった」というわけではありません。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年7月 の安値(楽天) |
2017年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 16520 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥1,872,720 | ¥1,928,000 | 55,280 | 102.95% |
9月頃に16520は200万円を切る個体が無かったため、今の状況はそれと比べると若干の値下がりだともいえます。
9月時点の16520は約203万円という個体が最も安かったため、今の状況は9月と比べて10万円程度安いということになります。
とはいえ、この値動きの場合「値下がり傾向」というより、デイトナ16520の値動きが200万円前後という水準で「止まった」という認識が良いでしょう。
ですから「2016年12月に約120万円だったのが、2017年12月には約200万円となった」ということ。つまり、デイトナ16520は短期間での値上がりを繰り返した結果、1年で80万円程度値上がりしたということになります。
これまで日を追うごとに値上がりを繰り返していたデイトナ16520ですが、この数ヶ月間は相場が一定の水準となり、約200万円の時計という水準で落ち着いたという状況です。
今後も相場が動く可能性は当然ありますが、この2ヶ月の様子を観る限りでは、しばらく安定しそうな気配だと感じます。
そして興味深いのは、116520の値動きが活発になっているという点。
以前の記事でもお伝えしましたが、これまで目立った値動きという感じでは無かった116520が最近は高くなっている様子です。
116500LNが登場してもうすぐ2年になりますが、生産終了モデルである16520と116520の値動きが今後もどうなるのか楽しみです。