GMTマスター2は、5桁時代と6桁時代とでは、豪華なシリーズの構成が大きく違います。
6桁世代のGMTマスター2には、バケットダイヤのベゼル仕様となっているモデルが有るなど、デイデイトもびっくりな超豪華モデルが存在。
それに対して5桁リファレンス時代は、文字盤のアプライド部分がルビーとダイヤというのが最も豪華な仕様でした。これはサブマリーナとほぼ同様の構成で、サブマリーナのサファイア部分がGMTマスター2ではルビーとなっていたのです。
この豪華な文字盤はコンビ以上に設定され、通常文字盤とは色が異なるというのもサブマリーナと同じです。
GMTマスター2もサブマリーナも同様に、シャンパン文字盤とグレー文字盤がダイヤ仕様に用意されていました。
コンビ以上に設定される文字盤色は、サブマリーナだと青ですが、GMTマスター2だとブラウンとなります。
そして、ダイヤあり文字盤だとシャンパン文字盤があるのですが、それがブラウンと同じ系統の色であるため、コンビモデルと「ほんの少し違う」という印象で、さりげない高級感がツボな見た目となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年12月 の安値(ヤフオク) |
2018年2月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 シャンパン文字盤 16713RG |
中古 | 5年 2ヶ月 |
¥728,000 | ¥1,278,000 | 550,000 | 175.55% |
茶金ベゼルとシャンパン文字盤、そして12時、6時、9時位置のルビーの色合いがとても良いバランスのこの時計、通常文字盤のコンビモデルと比べてかなり高い相場となっています。
それは、現在より安かった2012年の相場でも同様で、当時40万円前後といった価格帯だった16713に対して、16713RG(シャンパン文字盤)は70万円以上という水準だったのです。
また、同じ構成のサブマリーナと比較しても評価されている傾向があります。現在において16613SGは100万円台前半ですから、この16713RGのシャンパン文字盤は20万円以上高い水準にあります。
ちなみに、この記事の個体はダブルロック仕様となった後期モデルですが、同年代のサブマリーナと比較しても20万円程度高い水準にあることに変わりはありません。
なお、2017年5月時点でグレー文字盤の16713RGを取り上げたのですが、その際は92万8000円という価格でした。
現在16713RGではグレー文字盤が出ていないため、現在相場を確認することができませんが、2017年5月と比較して値上がり状態だと思われます。
ただし、グレー文字盤は2013年時点でも65万円という水準だったため、シャンパン文字盤より安めな傾向がある模様です。