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現在相場考察

評価されている、ロレックスデイトジャスト16234青文字盤ローマン

2018年5月18日更新
ロレックスのデイトジャスト16234について斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年8月の安値(楽天)と2018年5月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年9ヶ月での変動は¥69,000だった。

デイトジャスト 青文字盤ローマン 16234についての考察(2018年5月)

デイトジャスト16234青文字盤ローマンインデックスという存在は、2000年前後のロレックスブームの際、最もオーソドックスなロレックスという印象でした。

現在、ロレックスの人気モデルといえばスポーツモデルですが、2000年前後という時期においてもスポーツモデルの人気は高い傾向でした。

ただその頃は今とは異なり、スポーツモデルが注目されてから間もない時期といったような時代でした。

ですから、スポーツモデルの人気が高い一方、デイトジャストなども「王道的存在」として今以上にポピュラーであったように感じます。

ジュビリーブレスレットのデイトジャストというと、YGコンビの16233がポピュラーという印象もありますが、2000年前後といった時期にはYGよりWGの16234のほうが人気が高かったように思います。

例えば、ドンキホーテの時計コーナーにはサブマリーナなどスポーツモデルが置かれていましたが、その横に青文字盤ローマンの16234があるといった風景はよく見ました。そして、サブマリーナ16610デイトジャスト16234の新品実勢価格はほぼ同じだったのです。

2000年前後の感覚としては、WGベゼルの高級モデルである王道的存在と、人気の高いスポーツモデルは「どちらにしようか」と迷う存在だったというのは理解できます。

ただ、近年においてはサブマリーナのほうが高い傾向がありますし、キャラクター的にも両者は比較対象ではありません。

そのためデイトジャスト16234は、最近の印象では比較的安く買える中古ロレックスという印象があるかもしれません。

サブマリーナより安いのはもちろんですが、2016年8月の時点では30万円台後半で購入可能だったのです。

また、サブマリーナ16610は2016年の時点で、中古が40万円台後半でしたが今となっては60万円台半ば。この1年少しの間でもしっかりと値動きしています。

では、16234青文字盤ローマンはどうかと、スポーツモデルでないことから値動きしないようにも感じます。

しかし、こちらも2016年と2018年の比較で値上がりしており、6万円以上上昇しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年8月
の安値(楽天)
2018年5月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
デイトジャスト
青文字盤ローマン
16234
中古 1年
9ヶ月
¥338,000 ¥407,000 69,000 120.41%

現在、大きく目立つ印象がないように感じる5桁リファレンスのデイトジャストですが、16234青文字盤ローマンは意外と値動きしているのが興味深いといえます。

先日お伝えしたエアキングもそうですが、近頃スポーツ系でない5桁リファレンスもしっかり評価されているというのは嬉しい現象だと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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