現在、上級ブランドのスポーツモデルという存在の人気は、とても高いといえる状況ですが、それら人気モデルとして目立っているのは三雲ブランドという印象があります。
実際、ノーチラス・アクアノート、ロイヤルオーク、オーバーシーズといえば、多くの人に知られている存在だといえるでしょう。
それらに対して、ブレゲのマリーン2という存在は、知名度が低く、かなりマニアックな存在だといえます。
ブレゲのモチーフであるブレゲ針、また伝統的な文字盤のデザインを採用しており、それらとともにケース形状もクラシカルな印象のマリーン2。
そういったクラシカルな要素を持ちながらも、違和感なくラバーベルトを装着し、魅力あるスポーツモデルに仕上げられているというのは、かなり凄いという印象になります。
そのように魅力的な要素を備えるマリーン2は、この2年間でしっかりと値上がり傾向。
約2年間で7万円程度高くなっています。
これは、マニアックな存在としては優秀といえる値動きかと思います。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年5月 の安値(楽天) |
2018年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ブレゲ
マリーン2 5817ST/12/5V8 |
中古 | 2年 1ヶ月 |
¥957,999 | ¥1,028,000 | 70,001 | 107.31% |
ラバーベルトを装着するマリーン2は、アクアノートのライバルといった印象ですが、値上がり気味でもアクアノートよりだいぶ安く購入することができる存在です。
ですから、値上がりしているものの、今の価格帯でもある種のお得感を感じる印象でもあります。
ましてマリーン2は、ブレゲ針など伝統的な要素をしっかり織り込んだスポーツモデル。これほどクラシカルな要素をスポーツモデルとして成立させるのは凄いと感じさせますし、「これしかない」という個性を感じる点も魅力的だと思います。
雲上スポーツはキャラクター性が似ているという印象もありますが、それらとはかなり違うという印象のマリーン2。
雲上スポーツをすでに所有している方にとっても、コレクションの1本として面白みを感じるキャラクターだと思います。
なお、雲上スポーツは現行モデルと旧モデルでは価格帯が離れている傾向があり、このマリーン2を旧モデルと比べるとロイヤルオークの15300STなどと同じ価格帯に位置することになります。
けれども、マリーン2は現行世代に相当するため、比較するならアクアノート5167やロイヤルオークの15400STといえるでしょう。そして、それらと比較するとだいぶ安いと感じます。
とはいえ、同一世代である2代目オーバーシーズの白文字盤(47040/B01A-9093)と比較すると、実はマリーン2のほうが高い価格帯に位置。
ですから、ノーチラス、アクアノート、ロイヤルオークより安く、オーバーシーズより高いというのが現在のマリーン2の評価だといえるでしょう。