今年、2018年のバーゼルではGMTマスター2に複数の新作が発表され、その中には新しいベゼルカラーのコンビモデルも含まれていました。
色付きベゼルは、GMTマスターシリースのアイコン的存在ですが、「青赤ベゼル」が最も有名という傾向があります。
ただ「青赤」という存在は主にステンレスに採用されている色であり、コンビやYGモデルには別の専用カラーが採用されていました。
その色こそ「茶金」という存在で、海外では青赤の「ペプシ」に対して「ルートビア」と呼ばれるなど知名度があります。
GMTマスター2には2013年にカラーベゼルが復活し、2014年にはWGモデルに「青赤」が採用され話題となりましたが、コンビやYGモデルのベゼルは相変わらず「黒」のみだったのです。
ですから、いずれ「茶金」もセラミックベゼルとして復活するのではないかと思われていたのですが、今年発表されたコンビモデルのベゼルは「茶金」ではなく、茶と黒という色だったのです。ただ、その「茶黒」ベゼルが採用されたモデルは、コンビモデルを含めてエバーローズゴールドが採用されているため、全く新しい存在ともいえるでしょう。
ですから、新作が出たものの、依然として「茶金ベゼル」という存在は復活していない状況となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年1月 の安値(楽天) |
2018年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 茶金ベゼル 3連ブレスレット 16713 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥968,000 | ¥1,002,240 | 34,240 | 103.54% |
そんな茶金ベゼルの16713は、近年値上がり傾向で、2017年に「高くなった」と感じても、2018年にはその水準より更に高くなっています。
2017年と比較して値上がり傾向だった2018年1月時点では90万円台で購入することができましたが、6月の今となってはボトム価格が100万円台に到達しています。
リーマンショック以降は30万円台で購入可能だった16713の茶金ベゼルですが、2018年の今となっては、全く違う価格帯の腕時計へと変貌しているのです。
同じ時代に30万円台だったサブマリーナ16613の「青サブ」は、過去と比べて値上がりしているものの80万円台という状況。
ですから、GMTマスター2の茶金ベゼルは特に評価されている状況だといえるかと思います。
茶金ベゼルという存在は、4桁時代から存在し、ステンレスの「青赤」に対する“豪華な色”という印象があります。
独特な色合いは「青赤」と同じように魅力的であり、セットで組み合わされる茶色の文字盤やブレスレットのYGととても良い調和となっています。
そしてこの配色は、2000年代後半に6桁へバトンタッチして以降、既に10年以上廃止された状況が続いているのです。
今年のバーゼルで、ステンレスに「青赤」が11年ぶりに復活しましたが、「茶金」が今後もしも復活したならば、負けないぐらいの話題となるかもしれません。