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現在相場考察

5年で100万円の値上がり、ランゲ1

2015年8月11日更新
ランゲ&ゾーネのランゲ1について斉藤由貴生が執筆。本記事では2010年1月の最安値(ヤフオク)と2015年8月の最安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この5年7ヶ月での変動は¥1,102,000だった。

ランゲ1 (イエローゴールド)についての考察(2015年8月)

アメブロ時代の2010年、当ブログではランゲ1(YG)を約150万円で紹介しました。それが現在、ランゲ1はどんなに安くても200万円を切る価格では入手できなくなっています。

ランゲ&ゾーネ ランゲ1¥3,853,000〜¥18,100,000(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2010年1月
の最安値(ヤフオク)
2015年8月
の最安値(楽天)
変動額 残価率
ランゲアンドゾーネ
ランゲ1
(イエローゴールド)
中古 5年
7ヶ月
¥1,498,000 ¥2,600,000 1,102,000 173.56%

ランゲアンドゾーネの仕上げの美しさ、良い時計としての評価は

・どの時計がライバルであるか
・ブランドとしてブームになるか

という観点関係なしに成り立っています。

つまり、ランゲアンドゾーネはただそこにある良い時計として時計愛好家たちから好評価を与えられているに過ぎません。

それが、なぜ今回の価格高騰を招いたのか。

通常、腕時計の価格高騰は流通量に対する需要が増えて、プレミア価格化するというのが一般的です。

しかし、こういったことに該当しないランゲアンドゾーネ。
価格が上がった理由は、他の時計の価格高騰の影響を受けたというのが正解でしょう。

ロレックスパテックフィリップ、パネライ等の相場がドンドンと上がっていく中で、”良い時計”であるランゲアンドゾーネが仮に150万円だとパテックのカラトラバを買うよりお買い得に思えます。

すると、ランゲアンドゾーネに対するお買い得感が出てくるので、ランゲ1の価格も上がるのです。

他の時計の価格が上がったからといって、全ての時計が影響を受けるわけではありません。

このランゲ1のように”良い時計”と言われる時計は強いのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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