2011年に出たこの時計、300本という限定の特別モデルです。通常モデルに対して、“限定付き”しかも“フライバック”という高値機能搭載のモデルだとパネライのPAM00060が思い浮かびます。PAM00060はPAM00072に対して、現在倍ほどの相場。70万円台で売っているPAM00072に対して150万円という高値です。このように、100万円台近くとなってもおかしくない限定生産のフライバッククロノグラフ。しかも出たのが2011年と時計業界の常識では最近なのに、結構安値なのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年4月 の最安値(ヤフオク) |
2016年4月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ルイヴィトン
タンブール フライバッククロノグラフ 限定300本 Q1028 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥486,112 | ¥488,000 | 1,888 | 100.39% |
ここ何年の間、大体45万円前後で取引されている模様です。定価は多分70万円台なので、そもそも100万円台になったらプレミア価格。
しかし、プレミア価格はパネライやロレックスでは当たり前ですから、ルイヴィトンの限定フライバッククロノだってプレミア価格になる可能性が無いとは言い切れません。
ルイヴィトンの時計自体がデビュした2002年当時から長い間実売60万円以上をキープしたエルプリメロのフラッグシップは現在相場が下がったもののこの時計より高い状態です。
という要素はありますが、限定のフライバッククロノのほうが“安い”というのはお買い得な気がします。
限定300本ということに「希少」という反応を示す人は少なくなっていますが、そこに
という要素が加わると、もうちょっと価値が上がっても良いのでは、と思わせてくれる1本。
“遊び時計”というカテゴリになってしまいますが、45万円前後でフライバッククロノグラフが購入できるというのは時計ファンには嬉しい状況です。
しかも、“フライバック”という非日常の機能は“遊び時計”ポジションには最適。
また、フライバッククロノは頻繁に使うと壊れそうですから、使用頻度低めの“遊び時計”というポジションがなおさら良いですね。