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現在相場考察

約5ヶ月で10万円上昇、ヨットマスター白文字盤16628

2018年11月15日更新
ロレックスのヨットマスター16628について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年6月の安値(楽天)と2018年11月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この0年5ヶ月での変動は¥100,000だった。

ヨットマスター 白文字盤 16628についての考察(2018年11月)

スポーツロレックスの場合、ステンレスモデルでも100万円以上という価格帯が珍しくない現在、その金無垢版となれば200万円以上という水準が当たり前だと感じます。

実際、GMTマスター2やサブマリーナのYGモデルは、現行6桁だけでなく、5桁時代のモデルでも200万円以上という水準。

スポーツロレックスの金無垢モデルは、革ベルトモデルを除くと、200万円以下では買うことができないという印象があります。

しかし、そんな金無垢スポーツで、ヨットマスター16628だけは、今でも200万円以下で購入可能。

現在、16628のボトム価格は188万円で、他の金無垢スポーツモデルと比較して“安い”という印象になります。

ただ、“安い”という感覚がある一方で、実はこの16628は最近目立った値動きの様子。

今年2018年6月から、約5ヶ月の間で10万円の値上がりとなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年6月
の安値(楽天)
2018年11月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
白文字盤
16628
中古 0年
5ヶ月
¥1,780,000 ¥1,880,000 100,000 105.62%

金無垢モデルは、スポーツモデルよりもデイデイトのほうが安い傾向がありますが、このヨットマスター16628の価格帯はデイデイトの2000年デビュー世代と同水準だといえます。

デイデイトの場合、18238118238とでは、大きな価格差がありますが、どちらも5桁世代に相当するといえます。

118238のデビューは2000年で、同じ時代の金無垢スポーツモデルとしてこの16628は存在。16628のデビューは1993年ですから、93年から99年までが18238、2000年以降は118238とともに販売されていたということになります。

ちなみに、デイデイトの価格帯は、5桁の18238がおおよそ130万円程度といったところですが、6桁世代はスムースベゼルとフルーテッドベゼルとで、2つの価格帯に分かれる傾向があります。

スムースベゼルの118208のほうが、フルーテッドの118238より安い傾向があり、現在、118208180万円程度であるのに対し、118238200万円程度となっています。

よって、このヨットマスターは、2000年デビュー世代のデイデイトと同じか、やや低い水準にいるといえ、他のスポーツロレックスと比較して安いと感じます。

2018年に目立った値動きとなっているのは、このように、相対的に安い位置にいるからかもしれません。

5ヶ月前と比較して10万円の値上がりとなった16628ですが、そのような値動きをしたあとの現在でも、YGスポーツとしては相対的に安いという位置は変わりなく、値上がり傾向でも相変わらずお得感のある印象となっています。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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