スポーツロレックスの場合、ステンレスモデルでも100万円以上という価格帯が珍しくない現在、その金無垢版となれば200万円以上という水準が当たり前だと感じます。
実際、GMTマスター2やサブマリーナのYGモデルは、現行6桁だけでなく、5桁時代のモデルでも200万円以上という水準。
スポーツロレックスの金無垢モデルは、革ベルトモデルを除くと、200万円以下では買うことができないという印象があります。
しかし、そんな金無垢スポーツで、ヨットマスターの16628だけは、今でも200万円以下で購入可能。
現在、16628のボトム価格は188万円で、他の金無垢スポーツモデルと比較して“安い”という印象になります。
ただ、“安い”という感覚がある一方で、実はこの16628は最近目立った値動きの様子。
今年2018年6月から、約5ヶ月の間で10万円の値上がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年6月 の安値(楽天) |
2018年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター 白文字盤 16628 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥1,780,000 | ¥1,880,000 | 100,000 | 105.62% |
金無垢モデルは、スポーツモデルよりもデイデイトのほうが安い傾向がありますが、このヨットマスター16628の価格帯はデイデイトの2000年デビュー世代と同水準だといえます。
デイデイトの場合、18238と118238とでは、大きな価格差がありますが、どちらも5桁世代に相当するといえます。
118238のデビューは2000年で、同じ時代の金無垢スポーツモデルとしてこの16628は存在。16628のデビューは1993年ですから、93年から99年までが18238、2000年以降は118238とともに販売されていたということになります。
ちなみに、デイデイトの価格帯は、5桁の18238がおおよそ130万円程度といったところですが、6桁世代はスムースベゼルとフルーテッドベゼルとで、2つの価格帯に分かれる傾向があります。
スムースベゼルの118208のほうが、フルーテッドの118238より安い傾向があり、現在、118208が180万円程度であるのに対し、118238は200万円程度となっています。
よって、このヨットマスターは、2000年デビュー世代のデイデイトと同じか、やや低い水準にいるといえ、他のスポーツロレックスと比較して安いと感じます。
2018年に目立った値動きとなっているのは、このように、相対的に安い位置にいるからかもしれません。
5ヶ月前と比較して10万円の値上がりとなった16628ですが、そのような値動きをしたあとの現在でも、YGスポーツとしては相対的に安いという位置は変わりなく、値上がり傾向でも相変わらずお得感のある印象となっています。