サブマリーナには、4桁世代、80年代ヴィンテージ、5桁世代など様々な世代がありますが、4桁リファンレスは「4桁世代」と「80年代ヴィンテージ」の2つを含んでいるといえます。
その2つこそ、「フチあり」と「フチなし」という要素であるのですが、インデックス部分がアプライド仕様になっているのが「フチあり」。これは近代的な印象であるため、アンティーク扱いされない傾向があります。
また、見た目は5桁リファンレスとよく似ているため、5513は「フチあり」か「フチなし」かで大きな価格差があるのです。
当然、フチありのほうが安く評価される傾向があり、2016年11月頃においては、フチありが約66万円だったのに対し、フチなしが90万円以上という水準となっていました。
ただ、当時において、5桁世代の14060は40万円台後半だったため、フチありといえども5513は14060より数十万円単位で高く評価されていた傾向があります。
そして、そんな5513のフチありは、2018年の今、かつてとは比べ物にならないぐらい高く評価されており、その水準は100万円近い状況となっています。
その評価は2018年1月の段階で既に始まっていたのですが、その頃はまだ80万円台前半という水準。つまり、同じ2018年でも1月と12月とでは16万円も値動きしているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年1月 の安値(楽天) |
2018年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ フチあり 5513 |
中古 | 0年 11ヶ月 |
¥838,000 | ¥998,000 | 160,000 | 119.09% |
サブマリーナにおいて、デイトよりもノンデイトのほうが高い傾向があるのは、現在4桁リファンレスのみという傾向がありますが、2018年夏頃までは5桁世代でもそのような傾向がありました。
ただ、9月にデイトの16610が70万円台となって以降、ノンデイトは14060も14060Mも60万円台にとどまった状況が続いており、ノンデイトよりデイトのほうが高いという状況となっているのです。
5桁世代ではここ数ヶ月、目立った値動きとなっていないノンデイトですが、5513はそれらより目立った値動きとなっているのが興味深いといえます。
現在の水準だと、14060より5513(フチあり)のほうが30万円ほど高い水準となっていますが、2016年における価格差は20万円ほどでした。
この2年の間において、サブマリーナノンデイトは4桁も5桁も評価されていますが、その伸びは5513のほうが上といえる状況です。