現行世代のスポーツロレックスといえば、目立った値動きをするモデルが多いという印象があり、特にそういった傾向はカラーベゼルモデルにあるといえます。
また、ステンレスのスポーツモデル全般についても、カラーベゼルほどでないにせよ、人気が高く値動きも目立つという傾向があるといえます。
しかし、そんな現行世代のスポーツロレックスにおいて、2018年頃まで目立った値動きとはいえなかったモデルがあるのです。
その存在こそ、エクスプローラ2の216570なのですが、2016年に多くのロレックスが値下がりして以降、地味な値動きとなっていた様子があったのです。
216570は、2015年において60万円台後半という水準に位置していましたが、2016年夏頃に多くのロレックスが安くなった際、50万円台という水準にまで下落していたのです。
当時は多くのロレックスが安くなりましたが、それらロレックスが下落したのは8月以降という印象がある一方で、この216570は6月の段階で安くなっていたのです。
そして、2017年からは多くのロレックスが反発するように上昇傾向となった一方で、216570は目立った値動きをせず、2015年水準に回復するまで時間がかかったといえます。
216570が2015年の水準を上回ったのは2018年8月のことなのですが、その際、白文字盤が約73万円という水準に達し、216570の中古相場としては久々に目立った値動きというように感じられました。
そして、2019年3月の今、この216570の白文字盤は、さらなる値動きとなっており、その水準は80万円台に達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
|
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年8月 の安値(楽天) |
2019年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
エクスプローラー2 白文字盤 216570 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥738,000 | ¥800,928 | 62,928 | 108.53% |
エクスプローラー2といえば、これまで、現行6桁世代だけでなく、5桁世代も相対的に安いという印象がありました。
5桁世代の16570は、2017年4月に40万円台前半となりましたが、それまでは30万円台後半で購入可能だったのです。
2018年からは、16570は50万円台という水準に達し、過去最高値水準の中古相場となっているといえます。
つい最近まで、この216570も60万円台で購入可能という印象があり、相対的に安いという感覚がありました。
しかし、2019年の今となっては、216570白文字盤は80万円台前半、16570は50万円台中盤というように、1、2年前からは考えられないような水準となっているのです。