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現在相場考察

高級腕時計デビューの思い出、オメガスピードマスタトリプルカレンダー

2016年4月30日更新
オメガのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2006年7月の安値(ヤフオク)と2016年4月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この9年9ヶ月での変動は¥3,200だった。

スピードマスター トリプルカレンダー 銀文字盤 3523.30についての考察(2016年4月)

いやー、この時計懐かしいですね!これ、2000年頃ドンキホーテで15万8000円で新品が販売されているのをよく見かけました。カレンダーでないほうの“スピマスデイト”は1万円安い価格。そしてそこからさらに1万円引くと、シーマスター120m(自動巻)という感じでした。

オメガ¥50,028〜¥23,703,700(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2006年7月
の安値(ヤフオク)
2016年4月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オメガ
スピードマスター
トリプルカレンダー
銀文字盤
3523.30
中古 9年
9ヶ月
¥121,000 ¥124,200 3,200 102.64%

本にも書きましたが、私が一番最初に買った機械式の時計はオメガシーマスター120m。よく調べずダイクマで新品を約13万円で買ったのですが、買ってから半年後にドンキホーテで見かけたスピマスデイトを見かけた瞬間、「しまった」と思ったのを覚えています。

個人的に、シーマスターよりスピマスデイトのほうがかっこよく見えたのです。

それでその際、横に並んでいる、若干価格が違うトリプルカレンダーを発見。

パッと見、なんで値段が違うのだろうと思ったのですが、文字盤をよく見るとカレンダー機能を搭載していることがわかりました。

  • 自動巻
  • ステンレスブレスレット
  • クロノグラフ
  • さらにカレンダー付き
  • こんなに機能がついて、しかもカッコいい。

    それがシーマスター120mと近い価格で買えたなんて、「こっちにしておけば良かった!」とドンキホーテの店内で悔しい気持ちになりました。

    結局、その後は違う時計が欲しくなり、そしてなんだかんだで現在まで一度も手に入れたことがないスピードマスタートリプルカレンダー。

    ちょうど10年前から、ずーっと相場が安定しているではありませんか!

    この時計、今となってはトリプルカレンダーというちょっぴり複雑な機能が付いているので毎日ずっとつけるには怖いですが、超有名バルジュー7750系の7751を搭載。

    相場が安定していて、機能も便利。

    15年以上も前に買いたいと思ったこの時計、こういう知恵がある今なら買ってもいいのではないかと思います。

    もう我慢しなくて良い。

    昔の自分だったら羨むと思います。

    なお、この時計、かなり便利そうなので、急に3ヶ月間海外出張にいかなければならなくなった、というときに良いかもしれませんね。

    というのも、海外に高額のものを持っていくのもイヤだし、かといって安価な時計では満足できない、という需要にこの時計が答えてくれそうだからです。

    しかも、ちょっぴり使って、そのあとほぼ同じ価格で売る、というのも可能かもしれません。

    レンタルする気分で、1本いかがでしょうか。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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