青サブといえばロレックス自体が自社のホームページの顔にするなど、看板モデルとして有名なモデルです。
この青文字盤とステンレス&金のコンビという配色は他社にはない魅力があります。写真などで見るとかなりいやらしいイメージが実際してみるとそこまで強烈ないやらしさはありません。
むしろ最近のウブロなどのほうが派手なのではないでしょうか。
さらにサブマリーナなわけですから当然防水性にも優れ日常使いの時計としてもタフで便利です。
この青サブ、リーマンショック前までは冬=38万円、夏=43万円という相場で非常に買いやすい時計でした。(リーマンショック以前に一時期最安値が45万円と高くなった時期があります)
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2008年12月 の最安値(ヤフオク) |
2015年8月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
青サブ 16613 |
中古 | 6年 8ヶ月 |
¥324,000 | ¥698,000 | 374,000 | 215.43% |
それがリーマンショックを期に中古最安値が30万円台前半まで下落。
もっとも安い時はかなり状態の良い物が32万円で普通に販売されていました。
青サブに関しては2008年冬以降、相場が以前の状態に戻るのが早かった(約38万円)のですが、2012年冬よりどんどんと値上がりを開始。
2015年に至っては、かつて無いほどの高値(最安値が60万円台)となっています。
青サブが高値になった一番の理由はやはりモデルチェンジでしょう。
新型116613LBが登場し、16613は生産中止となったのです。
新型116613LBは定価&流通価格が高かったため、旧型である16613にもその影響を与えたのです。
さらに116613LB(初期モデル)のダイヤルは、旧型16613のように光沢感のあるブルーではなくマットなブルー。
16613の光沢感のある文字盤を手に入れたい人は旧型を買うしかなくなりました。
ということで、16613、GMTマスター並みの超絶値上がりを果たしたのです。
ロレックスがブームとなった1999年から約15年。
多くの時計ファンたちが慣れ浸しんだ5桁リファレンスのもっともオーソドックスなデザインは今後とも“かっこいい”という評価をされることでしょう。
となると、生産が終了されて流通量の上限が決まった16613の高値な状況は今後も継続する可能性が高いでしょう。