5桁時代の青サブは、この数年間、しっかりと値動きしている印象があり、2019年には90万円台となっています。
2016年では60万円台でしたから、それと比べるとずいぶん値上がりしたという印象になります。
その一方で、同じ世代のダイヤモンド文字盤、16613SGはあまり値動きしていない印象でした。
16613(シャンパン文字盤)は、2018年7月の状況では約100万円。同じ時期、16613(青)は80万円台にまで上昇していたことを考えると、あまり動いていなかったという感想になります。
そんな16613SGは、その後もあまり目立った値動きをしない印象で、青サブとの価格差がどんどん縮まった印象がありました。
それは、最近まで感じたことで、一時は青サブとの価格差が10万円未満ともいえる状況となっていたのです。
しかし、そんな16613SGは、最近値動きし、約106万円という水準にまで上昇。その結果、16613(青)との価格差は15万円程度となっています。
これは、2017年における16613と16613SGの価格差と同様です。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年7月 の安値(楽天) |
2019年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ シャンパン文字盤 16613SG |
中古 | 0年 10ヶ月 |
¥1,002,240 | ¥1,069,200 | 66,960 | 106.68% |
この16613SGは、2015年8月には約89万円、2016年2月は約92万円と値上がり傾向だったのが、2017年2月には約83万円にまで下落。
2017年11月には約95万円に回復し、2018年7月には約100万円という水準に達しています。
2015年の約89万円という水準と比較すると、現在の16613SGの約106万円という水準は、他のスポーツ5桁と比較して、それほど値動きしていないという感想になります。
16613SGは、この10ヶ月という期間で約6万円の値動きであるため、動いた額としても期間としても、他のスポーツロレックスと比較すると地味という印象だといえるでしょう。
なお、16613も2017年10月までは値動きが地味で、2016年2月から2017年10月までは6万円の値動きとなっていました。その時期、16613は約75万円だったのですが、2018年から目立った動きとなり、2019年現在では約92万円に達しています。
ダイヤ文字盤のサブマリーナといえば、2014年頃に生産終了となった116613GLBは、かなりな評価となっていますが、同じダイヤ文字盤でも5桁時代の16613SGは、あまり評価されていないと感じます。
116613GLBは、116613LBに対して53万円ほど高い水準となっており、2017年以降、10万円単位の値動きを2度繰り返しています。
それに対して、16613SGは16613との価格差は約15万円。値動きも116613GLBより地味という印象があります。
16613SGは、ダイヤだけでなく、サファイアを採用しているという点が豪華であるにもかかわらず、あまり評価されていません。
見た目的にも独特な雰囲気で魅力的だと思うのですが、価格序列の意味ではお得感を感じる今、検討する価値ある1本だと感じます。
ちなみに、記事準備中に対象とした個体が売り切れとなったのですが、このモデルの魅力に気づいている人がすでに一定数いらっしゃるのかもしれません。