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現在相場考察

SSブレス+白文字盤の選択、パネライルミノール40mm(PAM00051)

2016年5月6日更新
オフィチーネパネライのPAM00051について斉藤由貴生が執筆。本記事では2014年7月の安値(ヤフオク)と2016年5月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年10ヶ月での変動は¥-62,000だった。

ルミノール40mm ステンブレス、白文字盤 PAM00051についての考察(2016年5月)

40mmサイズのケースにステンレスブレスレット搭載、というオーソドックスな時計形態をなしているこの時計。パネライの中では逆に珍しい存在でした。ただこの時計、パネライが流行るきっかけになったシリーズであることは間違いなく、オーソドックスな形状故にロレックスユーザーの“次の時計”として選ばれやすかったのです。

オフィチーネパネライ ルミノール 40mm PAM00051¥514,096〜¥628,800(2024年11月23日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2014年7月
の安値(ヤフオク)
2016年5月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ルミノール40mm
ステンブレス、白文字盤
PAM00051
中古 1年
10ヶ月
¥480,000 ¥418,000 -62,000 87.08%

実際、エクスプローラの後にもう1本時計がほしくなって、このシリーズの黒文字盤(PAM00050)を買ったという人は多いかと思います。

当時のラインナップは

  • 黒文字盤 PAM00050
  • 白文字盤 PAM00051
  • 青文字盤 PAM00069
  • の3本立て。

    なぜか青文字盤だけオールサテン仕上げで、その見た目ゆえ他より安値で取引されていました。

    当時、パネライのラインナップはとってもシンプルで、

  • 44mm=基本手巻き、脱着可能な革ベルト&ラバーベルト
  • 40mm=自動巻き、ステンレスブレスレット(革ベルトも存在)
  • ラジオミール、金無垢モデル限定の最高級シリーズ
  • というのに分類。

    ずっとこの内容でいってくれればよかったのに、と個人的に思っていますが、2005年前後から上記ラインナップのルールはぐちゃぐちゃに。

    44mmでもステンレスブレスレットが選べるようになったり、ラジオミールにステンレス&手巻きモデルが登場したりなど。。

    で、40mmモデルは徐々に縮小されていき、ステンレスブレスレットは生産終了モデルとなりました。

    上記の中でも比較的最近まで残っていたのがこの白文字盤(PAM00051だったのです。

    2007年ぐらいからは文字盤下のPANERAIという表記の下に「Automatic」が加わります。

    ちなみに、今でも公式サイトに記載のある、革ベルト40mmのPAM00048も「Automatic」表記が。ちなみにこちらは黒文字盤。

    かつて「Automatic」の表記って不人気44mmの変わり種モデルPAM00086などに表記されていたため、「Automatic」表記ってパネライの中ではちょっと安っぽいイメージがあるのです。

    実際、エルプリ搭載(Automaticの)PAM00072ゼニスエリート搭載(こちらもAutomatic)の金無垢ラジオミールには「Automatic」表記されていません。

    それに習って比較的高級機に位置づけされる40mmにも「Automatic」表記がなかったのです。

    というか、ラジオミールとクロノグラフと40mmに手巻きが存在しないので、単純に「Automatic」表記されていなかっただけかもしれません。

    相場については「Automatic」表記された比較的最近のモデルも「Automatic」表記ないモデルもほぼ差がないと言って良いでしょう。

    この手の時計の「白文字盤」ってロレックスだとエクスプローラ2とミルガウスぐらいしか選択肢がありません。

    よって、SSブレス時計の白文字盤としてパネライのこれ、時計コレクションの中に入れるには良い要素を持った時計ですね。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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