比較的年式の新しいロイヤルオークでありながら、今年15500が登場したことにより、すでに2世代前となってしまいました。
ただ、ロレックスやパテックフィリップと比べるとロイヤルオークのモデルチェンジスパンは早いため、モデルチェンジの全てが「世代交代」というように捉えないほうが良いかも知れません。
実際、今年登場した15500は、見た目などの変更がそこそこあった一方、15300と15400の主な違いはケースサイズだけともいえます。
そういった意味では、2005年に登場した15300と、2012年に登場し、今年まで現行だった15400は、同じ世代だといえるわけですが、そうすると、これらロイヤルオークの生産期間が14年程度となるため、1つの世代としてしっくりくる年月だと感じます。
さて、15400STといえば、最近目立った値上がり状態だということをお伝えしていますが、15300のほうも負けていない様子です。
2018年7月、15300ST.OO.1220ST.01は185万円という水準だったのですが、2019年8月現在では約237万円という水準。
約1年という期間で52万円ほどの値上がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年7月 の安値(楽天) |
2019年8月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーデマピゲ
ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.01 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥1,850,000 | ¥2,376,000 | 526,000 | 128.43% |
15400STも15300STも、2017年頃までは120万円台といった水準で購入可能でしたが、2018年からは、目立った値動きをするようになり、その結果両者は200万円近い価格帯にまで上昇。
そして、その後も値動きは停滞することなく、15400STも15300STも、2019年の今では200万円以上という水準となっているのです。
ただ、2018年の段階では15400STと15300STの価格差はあまり無かったのが、今では15400STのほうが15300STより30万円程度高い様子。
ともに値上がり傾向となっている両者ですが、この1年では15400STのほうが優秀な動きとなっています。
筆者個人的には、15300STのバランスのほうが好きなため、15400STより高くても良いのではとも感じてしまいますが、同じモデルの場合、大きいほうが高いという傾向があるため、現在の15400STと15300STの価格序列は自然ともいえます。
売出し数の観点では、15300STのほうが少ないようですが、どちらもそれほど数が多いわけではないため、15300STが特にレアと評価される可能性はあまりないでしょう。
今後の値動きとしては、おそらく15400STに連動したような値動きをするのではないかというふうに、筆者は予測しています。