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現在相場考察

140万円台まで下落、GMTマスター2 116710BLNR

2019年8月8日更新
ロレックスのGMTマスター2116710BLNRについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年7月の安値(ヤフーショッピング)と2019年8月の安値(ヤフーショッピング)を比較し現在相場を考察。この0年1ヶ月での変動は¥-81,000だった。

GMTマスター2 116710BLNRについての考察(2019年8月)

今年2019年に入ってから急激な値上がりとなったGMTマスター2116710BLNR

3月に生産終了が発覚したこのモデルですが、急激な値上がりは1月ごろから起こっており、その時点であたかも生産終了になったような値動きとなっていました。

116710BLNRは2018年まで120万円台でしたが、2019年1月には130万円台まで上昇。その後は、2月に140万円台、3月上旬には150万円台中盤というように、かなりなハイペースでの値上がり傾向となっていました。

ちなみにこれは、バーゼル前の相場であって、その時点ではまだ生産終了ということは発覚していませんでした。

そして、バーゼル後に生産終了が発覚した後も、116710BLNRは順調に値上がり続け、4月には160万円台、5月には170万円台という水準に達したのです。

この116710BLNR170万円台となったとき、その水準は126710BLROに届きそうな状況だったといえ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだったといえます。

しかし、そんな116710BLNRはその後、それまでの勢いを失うかのように値動きしなくなり、ついに7月には150万円台にまで値下がりしてしまったのです。

7月の約157万円という水準は、バーゼル前の3月上旬と同じだといえます。それまで、126710BLROに届くほどの値動きを見せていた116710BLNRですが、生産終了発覚以前の水準にまで逆戻りしてしまったのです。

さて、そんな116710BLNRですが、7月から1ヶ月が経過した現在でも、依然として値下がりが続いている様子。

現在、この116710BLNRのボトム価格は約149万円という水準に下落しており、ついに140万円台という水準にまで戻ってしまったのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年7月
の安値(ヤフーショッピング)
2019年8月
の安値(ヤフーショッピング)
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター2
116710BLNR
中古 0年
1ヶ月
¥1,579,000 ¥1,498,000 -81,000 94.87%

筆者が記事を準備している際、この116710BLNRのボトム価格の個体は約142万円という水準でしたが、その個体はすでに売れてしまっています。

ですから、140万円台前半という水準だと、比較的すぐに売れる様子があるため、値下がり傾向ながら、やはり116710BLNRは人気だとも感じます。

この約142万円という水準は、今年の2月とほぼ同様ですが、当時はその価格に対して「かなり高くなってしまった」と感じました。

しかし、その後この116710BLNR170万円台にまで上昇。170万円台となった時に116710BLNRを狙っていた方にとっては、140万円台前半という水準は「安かった過去に戻ってくれた」というように感じるかもしれません。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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