2019年7月以降、現行世代を中心に多くのロレックスが値下がり傾向となっています。
2019年上半期において、多くのロレックスは、それまで以上に目立った上昇をしていたため、ピークは6月頃だったということになります。
しかし現在、そんな現行世代の中でも2019年6月と比較して上昇しているモデルが存在。
それが、この116619LBなのですが、現在、約318万円という水準となっています。
2019年6月時点では309万円だったため、3ヶ月で10万円近い上昇ということになるのですが、同じ期間で値下がりしたモデルが多いだけに、意外な値動きといえるかと思います。
このような値動きをしていることから、116619LBは2019年に生産終了になったのかと思ってしまうほど。
実際、生産終了にはなっていない様子ですが、GMTマスター2など2000年代後半にデビューしたモデルが終了となった今、2008年デビューの116619LBも生産終了となったのではと勘違いしてしまいます。
サブマリーナといえば、116610LVが6月頃まで目立った上昇となっていましたが、そちらも生産終了にはなっていないモデル。生産終了となったGMTマスター2の116710BLNRと同じような値動きをしていたため、今年のサブマリーナ事情については、生産終了という要素が無くても目立った上昇する傾向があったといえます。
しかし、そんな116610LVは、今となっては6月時点より10万円以上の下落状態。他の人気モデルと同様値下がりしているのです。
それに対して116619LBは、6月と比較して値下がりどころか値上がり傾向。
まして、2019年3月にも上昇傾向となっていたため、他の人気モデル同様「上半期に上昇」という傾向があるのです。
そういった傾向があるにも関わらず、6月以降も上昇傾向となっている116619LB。この時計は、まさに今、稀有な動きをする存在だと感じます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年6月 の安値(楽天) |
2019年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116619LB |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥3,090,000 | ¥3,188,000 | 98,000 | 103.17% |
さて、116619LBといえば、ここ2年ほど「YGとの価格差」が気になる傾向があるわけで、116619LBが値上がりしたと思っても、YG以上になるということはありませんでした。
デビューから2010年代前半まで、116619LBは116618LN、116618LBよりも高い価格序列となっていたのですが、2017年には「YGより安い」という序列となりました。
そして、今回、116619LBは「2019年上半期にも上昇、6月以降も上昇」という稀有な動きとなっているため、久々にYGより高くなった可能性があるわけです。
では現在、116618はどういった水準かというと、ボトム価格にいるのは116618LBの317万円という個体。
116619LBのABランク以上のボトム価格は約318万円ですから、YGの水準を1万円ほど上回った状態となっているのです。