ヨットマスターロレジウムの大人気文字盤といえば「ダークロジウム」ですが、2016年のデビュー以降、他の文字盤色に対し、抜きん出て高い相場となっています。
そういったことは、現在でも変わりないのですが、116622のダークロジウム文字盤自体としては、この1年において特に大きな変化がないという様子です。
1年前の2019年3月、この116622ダークロジウム文字盤は約127万円という水準でしたが、2020年3月現在の水準は128万円。この1年でほぼ変わっていないといえます。
この1年といえば、目立った値上がり、及びその後の値下がりというように大きな値動きをするモデルが多いといえ、そういったことは特に人気モデルに当てはまるといえます。
ですから、この116622ダークロジウム文字盤も何らかの動きが起きていて不思議でないといえるわけで、全く動いていないという今の様子は、逆に「なぜ?」というように、気になるところだと思います。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年3月 の安値(楽天) |
2020年3月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター ダークロジウム文字盤 116622 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥1,274,400 | ¥1,280,000 | 5,600 | 100.44% |
116622といえば、昨年のバーゼルを境目に、126622へとモデルチェンジされたため、今では1つ前のモデルとなっています。
116622のモデルチェンジは、事実上のマイナーチェンジともいえますが、そういった変更でも旧モデルが値上がりするということがあります。
けれども、116622の場合、生産中止効果による値動きはあまり見られず、昨年のダークロジウム文字盤の動きについても、同じことがいえました。
ただ、2019年3月時点の約127万円という水準は、それ以前のダークロジウム文字盤の中古水準より高くなったといえ、値上がりしているという印象が無いわけではなかったのです。
それに対して、2019年⇒2020年はほぼ値動きしていないことになっているわけですが、そういったことの理由として「これが原因だ」といえるところはあまり見当たらないように思います。
しいていうならば、ヨットマスターというモデル自体の目立たなさがありますが、青文字盤などは2019年上半期に目立った動きとなっていたため、ロレジウムが全体的に目立たないわけでもないでしょう。
また、16622に関しては2019年12月に80万円台となるなど、インパクトのある上昇となっています。
そういった意味では、ロレジウムの中で最も人気といえるダークロジウム文字盤が動いていないというのは、やはり不思議となるわけで、なぜ動かないのか謎は深まるばかりだといえます。