ぱっと見た印象は、馴染みのある5桁世代と変わらないけれども、実はちょっとした差があるといえるのが、80年代ヴィンテージの魅力だといえます。
しかし、近年まで特に評価されることはなく、中古相場は5桁とほぼ同様といった感じだったのです。
この168000の場合、目立って評価されたのは2018年になってからなのですが、その時代まで16610と特に変わらない水準だったのです。
それが2018年12月には16610よりも10万円程度高いといった価格帯になり、やっと評価されたという印象がありました。
さて、それから1年少しが経過した今、この168000はどういった水準なのかというと、その評価は更に高まっている様子。
現在ボトム価格(ABランク以上)は、なんと100万円を超えており、2018年よりも明らかに高くなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年12月 の安値(楽天) |
2020年3月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ 168000 |
中古 | 1年 3ヶ月 |
¥848,000 | ¥1,071,000 | 223,000 | 126.30% |
2018年12月、この168000は約84万円という水準だったのですが、その際の値動きは2017年6月と比較して約18万円の上昇といったところでした。
ちなみに、2017年6月の値動きは2016年10月と比べて約13万円の上昇。
2018年12月と比べた現在の値動きが約22万円ですが、意外と以前からきちんと値動きしていた印象です。
とはいえ、2018年12月までは、値動きしているといっても、16610と同水準だったため、他の人気ロレックスの相場上昇に伴う値上がりといった側面もあったわけです。
しかし、今では70万円台後半という16610に対して168000は100万円以上。はっきりと168000は評価されるようになったといえます。
168000は、1988年前後の数年間ラインナップされていたモデルですが、168000というリファレンスやその生産期間短さゆえに目立った特徴がある存在だといえます。
16610や16800と見た目が似ているため、これまで特に評価されることがなかったのですが、強い特徴を持っているがゆえに、現在のような評価となることは不思議ではありません。
なお、16800は現在80万円台という様子で、16610よりやや高いといったところ。
それに対して、168000は100万円以上ですから、ダントツに評価されているといえます。
2018年頃まで、168000は16800や16610と特に大きく相場が変わらないといったモデルだったわけですが、今では見た目が似ていても明らかに高い存在感となっているのです。