いま見ても「未来的なデザイン」のタグホイヤー「キリウム」。デビューしたのは1997年、世紀末の時代です。なお、ラバーベルトが特徴的なチタンモデルのほうは2000年デビューと後から追加されました。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年9月 の安値(ヤフオク) |
2016年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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タグホイヤー
キリウム 自動巻 WL5112 |
中古 | 3年 9ヶ月 |
¥68,250 | ¥57,200 | -11,050 | 83.81% |
キリウムが現行だった当時、タグホイヤーの看板モデルはS/el。
S/elが代表するようにクオーツ+防水という内容は多くのタグホイヤーの時計で見られた内容。
しかし、このキリウムは自動巻モデルを用意して、さらに「クロノメーター規格」にもパスさせるという本格派なのです。
とはいってもキリウムにはクオーツモデルやレディースサイズも存在。
文字盤に書かれた「chronometer」という文字が書かれているのが“自動巻”モデルの判別方法です。
キリウム、というモデルはかつてのタグホイヤーの時計としては、正常進化といえる内容。
それは、防水+クロノメーターという内容や近未来的なデザインが表しています。
しかし、その後タグホイヤーは「カレラ」を中心とするラインナップに変化。
キリウムは生産終了となります。
タグホイヤーのようなイメチェンぶりで似ているなと思うのがアウディ。
かつてのアウディというと「赤い80」。
位置づけは、EクラスやSクラスを乗る旦那さんに対して「奥さん用or娘さん用」の車という感じ。
80が現行だった頃、フジテレビ開局30周年記念作品として上映された映画「優駿 ORACION」の主人公であるお金持ちのお嬢様も赤いアウディ80に乗っています。
その後、アウディはA4とかA6という名前になり見た目も大きく変わるわけですが、どういうわけかイメチェン前の80や100が中古車市場でほぼ見かけないのです。(200ワゴンなんて出たら結構高くてもすぐ売れてます)
アウディと同じく、かつてのタグホイヤーも有名時計店のUSEDコーナーではまったく見かけません。
で、どこへ行ったのかと思ったら、HARDOFFのショーケースの中にありました。
実店舗でキリウムを見かけるのはHARDOFF。時計ファンが「時計を買う」という発想で行くような場所じゃないところでしか見かけないキリウムですが、ネットでは簡単に買うことができます。
相場も安定しているようなので、1本目の高級腕時計を買おうとしている人がいたら、選択肢として良いかもしれません。