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現在相場考察

下落時よりやや回復、ロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02

2020年4月4日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年10月の安値(楽天)と2020年4月の安値(ヤフーショッピング)を比較し現在相場を考察。この0年6ヶ月での変動は¥82,000だった。

ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02についての考察(2020年4月)

2018年から目立って上昇傾向となった15400ST。この銀文字盤は、最もよく見かけるバリエーションの1つだといえます。

15400STの中で最も相場が高いのは、ブティック限定の青文字盤ですが、それは特殊なキャラクターといった要素もあるため、「15400STの代表的な文字盤色はなにか?」という問に対しては、この銀文字盤が答えにふさわしいかもしれません。

そういったことから、筆者は長らくこの銀文字盤の相場に注目しているのですが、2017年まで130万円前後といった水準に位置していました。それが、2018年からは数ヶ月で数十万円単位といった値動きをするように変化したのです。

そういった意味では、この15400ST.OO.1220ST.02は2年ほど前からいわゆる「王道的な人気モデル」というキャラクターになったといえるのですが、中古相場からもそういったことを感じます。

なぜなら、このモデルはロレックスGMTマスター2パテックフィリップノーチラスが値下がりした2019年夏過ぎにきちんと値下がりしていたからです。

その頃、15400ST.OO.1220ST.02は15万円程度の下落。2019年8月に265万円だったのが、2019年10月には約249万円という水準だったのです。

そして今、この15400ST.OO.1220ST.02は、258万円という水準になっているのですが、このような値動きもまた、人気モデルと同様と判断することができるのです。

なぜなら、これは2019年10月水準に近くなっている一方、ピーク時水準までの回復となっていないからです。

筆者が確認した限り、15400ST.OO.1220ST.02のピークは2019年7月だといえますが、その際この時計は278万円でした。

ですから、現在水準はまだまだその水準に遠く、下落時よりやや回復といった水準にとどまるわけです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年10月
の安値(楽天)
2020年4月
の安値(ヤフーショッピング)
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15400ST.OO.1220ST.02
中古 0年
6ヶ月
¥2,498,000 ¥2,580,000 82,000 103.28%

この15202ST.OO.1240ST.01の値動きは、ロイヤルオークとしてはかなり分かりやすいほうだといえます。

ロイヤルオークといえば、人気モデルという印象があるため、ロレックスに近い動きをするといった印象があるかもしれません。

しかし、この15202ST.OO.1240ST.01以外のロイヤルオークについては、分かりづらい動きをするモデルがそれなりにあるといえます。

特に理由が見当たらないのに目立った値上がり、もしくは値下がりをするといったモデルがあるため、この15400STのように、他のロイヤルオークも分かりやすい動きをするとは思わないほうが良いでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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