今年の4月に人気ロレックスの多くが値下がりしましたが、6月になると、それらの多くが回復しました。
また、モデルによってはその回復額がなかなかすごく、2019年夏のピーク時水準と同じぐらいにまで達しているものもある程となっています。
さて、今回お伝えするのはデイトナ116500LNの黒文字盤ですが、この時計は2020年4月に約219万円という水準でした。
これは2019年9月との比較で約20万円の値下がりといったところだったのですが、約半年ぶりに目立った値動きをした状況だったのです。
そんな116500LN黒文字盤ですが、現在水準はどうなっているかというと、やはりきちんと回復している様子です。
現在、116500LN黒文字盤は、約239万円という水準なのですが、これは4月に対して約20万円の上昇といったところ。つまり、4月に一旦値下がりしたものの、今では2019年9月並に回復したという様子であるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年4月 の安値 |
2020年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 116500LN |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥2,197,800 | ¥2,398,000 | 200,200 | 109.11% |
116500LN黒文字盤は、2019年6月に約266万円に達していましたが、2019年夏の値下がりトレンドによって9月には約239万円まで下落。その際、約26万円という下落幅となっていました。
その後、約半年あまり大きな動きを見せず、4月の新型コロナによる値下がりトレンドで約219万円にまで下落。これは2018年6月の約223万円をやや下回る水準でした。
そして今回、115600LN黒文字盤は約239万円に回復したわけで、2019年9月とほぼ同じ水準に戻ったといえる様子となっています。
この116500LN黒文字盤に関して興味深いのは、ボトム価格近辺の需要が高いという点です。
前回記事でも同じことを述べたのですが、記事準備中にボトム価格付近の個体が売れる様子があるのです。
それは今回も同じなのですが、そのようなことが起こった結果、他の230万円台の個体が売れてしまい、結果的に230万円台の個体は現在これ1つという状況になっています。
では、2番目に安い個体はいったいいくらなのかというと、なんと250万円台という水準。116500LN黒文字盤の水準はもはや2019年6月に近づいているのではというぐらいの勢いとなっているように感じます。
この116500LNは現代の人気モデルというキャラクターですが、116610LVや116710BLNRなど他の人気モデルと比べて、回復の勢いがすごいといえるでしょう。