腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

最も多く買われたペアウォッチなのでは、オメガ『コンステレーション』(1512.30)

2016年7月23日更新
オメガのコンステレーションについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2015年7月の安値(ヤフオク)と2016年7月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は¥-14,200だった。

コンステレーション 白文字盤 1512.30についての考察(2016年7月)

オメガの「コンステレーション」というと思い浮かぶのはジェラルドジェンタの名前。どことなくノーチラスロイヤルオークを髣髴とさせるこのデザインはジェンタ氏のモノに見えますが、実は違います。ジェンタデザインなのはCAL.564というもうちょっとクラシカルな見た目のこれとは異なる年式のモデルです。

オメガ コンステレーション¥50,402〜¥2,606,000(2024年11月20日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2015年7月
の安値(ヤフオク)
2016年7月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オメガ
コンステレーション
白文字盤
1512.30
中古 1年
0ヶ月
¥82,000 ¥67,800 -14,200 82.68%

コンステレーションというとイメージするのはこのデザインでしょう。

それもそのはず1982年にモデルチェンジしてから現在まで基本このデザインが引き継がれています

よく見かけるのはコンビのやつですが、ステンレスもコンビもさほど相場が変わらないという状況はこの手の時計にはよくあること。

一番の特徴は、男性用と女性用が存在すること。

同じデザインで男性用女性用が存在するのは別に珍しいことではありませんが、このコンステレーションこそ男女ペアで買われるケースが最も多い腕時計といっても良いでしょう。

電車でよく見かける年季の入ったおじさまのコンビのコンステレーションは、多分奥様とペアなはず。

そういえば、今まさに都知事選で注目されている小池百合子さんも記者会見の際、コンビのレディースをつけていらっしゃいました。

コンステレーションの相場って、いつの時代でもだいたい10万円以下という印象なのですが、そのような変化が少ない相場において、現在値下がり傾向な模様です。

しかもこのコンステレーション、この価格帯の時計としては珍しく程度の良い物が多いのです。

特に未使用品や新品同様品が結構なペースで出てくるから驚き。

なんとなくの予測にすぎませんが、ずっと使われず押し入れにしまわれていた結納返しの旦那のコンステレーションを奥さんが売った、ということだと思います。

ほぼ新品コンディションのコンステレーションは相場より1万円〜2万円ほど高いですが、売る時もそれは同じこと。

よって、程度がいいコンステレーションを使用頻度低めで着用するのなら、投資対象としてありかもしれません。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。