2017年春頃まで30万円台後半という水準だった16570ですが、その年の4月頃から白文字盤が特に評価されていった印象となりました。
その後は、40万円台⇒50万円台⇒60万円台と伸びていったのですが、今年8月時点では「1年前と比べて約4万円の上昇」といったところでした。
もちろん4万円の上昇は派手ではありませんが、この1年間には2度の下落トレンドがあったため、2019年⇒2020年できちんと上昇していた16570白文字盤は凄いという感想になったわけです。
そういったことをお伝えしたのは今年8月のことでありますが、それからわずか2ヶ月後の今、16570白文字盤は再び目立った上昇となっている様子です。
そして今回の値動きによって、16570白文字盤は約74万円というボトム価格に到達。ついに70万円台に達したわけです。
今回の16570白文字盤の値動きは、「2ヶ月で約6万円の上昇」でありますが、それよりも70万円台到達ということのほうがインパクトあると感じます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年8月 の安値 |
2020年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エクスプローラー2 白文字盤 16570 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥686,800 | ¥748,000 | 61,200 | 108.91% |
2017年春頃までの段階では、エクスプローラーの14270、114270とほぼ同じ価格帯に位置していた16570ですが、今となってはそれらと大きく異なる水準に達したといえます。
14270、114270も『2017年⇒2020年』でかなり異なる価格帯となっているわけですが、「30万円台⇒50万円台」という変化。それに対して16570は「30万円台⇒70万円台」ですから、ずいぶん差が開いたという印象になります。
エクスプローラーといえば、2000年前後といった時代に、今の緑サブのような存在感の人気モデルでしたが、その際最も高かったのが14270で、安かったのが16570の白文字盤。
2001年1月の新品実勢価格を見ると、14270が約45万円、16570黒文字盤が約43万円。その一方、16570白文字盤は約38万円だったわけですから、明らかに「安い」価格帯となっていたことが分かります。
それが今や価格序列がまったくもって逆転しているわけで、時代の変化に伴ってトレンドが180度変わってしまった様子を感じる取ることができるように思います。