以前から述べているように、なぜか相場全体の動向を暗示するような動きをするヨットマスターの16622。
16622の相場が「高い」ときは全体的に相場が上昇トレンド、「安い」時は下落トレンドという傾向があります。
そのような様子を筆者は2003年頃から感じているのですが、20年近くも前からそういった傾向があるわけです。
なぜ16622が「相場全体を暗示」するかのような動きなのかは不思議ですが、そういった傾向があるのは確かだといえます。
実際、過去の記事を見返してみても、16622はまさに相場全体を示すかのような動き。今年といえば、4月の緊急事態宣言時に多くの腕時計が値下がりしましたが、3月に「16622に異変を感じる」という記事を出しています。
これは「16622占い」のようでありますが、実際、緊急事態宣言開けに16622は早い段階で値上がり。その後、他のモデルも「2019年上半期以上」となるなど、全体的に相場は上昇トレンドとなっていったわけです。
そして今、再び16622は気になる動きをしているのですが、それはどういうことかというと、「過去最高値更新」に匹敵する値上がりです。
現在、16622のボトム価格は約86万円となっているのですが、これはこれまでお伝えした中古相場としては最高値です。
16622は2019年12月に約80万円となっていましたが、緊急事態宣言時には70万円台に下落。そして、緊急事態宣言後は回復し、80万円台前半となっていたのです。
それが今や、80万円台後半となっているわけなのですが、これは16622として「高くなった」と感じる水準だといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年7月 の安値 |
2020年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター 16622 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥818,000 | ¥868,000 | 50,000 | 106.11% |
先のように16622は、いち早く動く特性があるため、「その後の相場全体の動きを示す」ということが多いわけです。
これを「16622占い」としたならば、今後の相場全体の動きは「上昇トレンド」となるわけですが、今回も「当たる」のか否かは分かりません。
とはいえ、その答えは、1ヶ月か2ヶ月後には出ると思われるため、近い将来、今の16622相場が「先を暗示していた」のか、「単に16622だけの動き」だったのか分かることになるでしょう。