先日、「200万円台になった」ということをお伝えした116520。その際、取り上げたのは黒文字盤でしたが、白文字盤はどうなっているかというと、「黒文字盤よりも高い」といえる状況です。
黒文字盤のボトム価格は、現在約203万円といったところですが、白文字盤のそれは約206万円。若干ですが、白文字盤のほうが高いのです。
ちなみに、116520において「白、黒、どっちが高いか?」というと、「時期によって違う」という答えになります。
2016年までは、「常に黒文字盤のほうが高い」といえる状況でしたが、116500LN登場後は、「白のほうが高いこともあれば、黒のほうが高いということもある」といったところ。ここ数ヶ月においては、黒文字盤のほうが高い傾向がありました。
そのため、200万円台となった際、黒文字盤の値動きは、2020年8月⇒2021年2月の7ヶ月間で3万円程度に過ぎませんでした。
それに対して白文字盤は、2020年12月時点で約189万円というボトム価格。2020年12月⇒2021年2月の2ヶ月間での値動きは、16万円ほどの上昇ということになるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年12月 の安値 |
2021年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 116520 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,899,700 | ¥2,068,000 | 168,300 | 108.86% |
116520は、2000年のデビュー以来「腕時計の王様」といった感覚で、常に定価よりも高い価格帯で売られているという印象があったといえます。
リーマンショック後の2010年頃には、新品実勢価格が定価よりも安いということになったものの、それは例外ともいえるぐらい稀なことで、その他の期間は、おおよそ定価よりも高い相場だったわけです。
そのため、なんだか派手な値動きをしそうという印象があるわけですが、意外とそんなことはなく、特に2018年⇒2020年という期間ではあまり変わっていないという様子だったのです。
特にそうだったのが、この白文字盤であるわけですが、2020年12月時点では、2018年水準と比べて11万円の上昇といった様子でした。
この期間では、派手に値上がりしたモデルが多々あるだけに、11万円の上昇という変動だった116520は、人気モデルとしては値動きしていないほうだったといえます。
そして、そのような様子に対して「検討する面白さがあるかも」と書いたわけですが、それから2ヶ月後の今、16万円高という水準に到達。黒文字盤と同じように200万円以上という水準になったのです。