つい1ヶ月前にも、目立った変動をお伝えしたデイトナの116506ですが、そこから現在までにかけて、さらに凄い値動きとなっている様子があります。
前回お伝えした動きは、『2020年9月から2021年2月までの5ヶ月間において53万円の上昇』といったところでしたが、今回の値動きはそれとは比べ物にならないぐらい凄いこととなっています。
ではどうなっているかというと、その答えは「1ヶ月で167万円の上昇」。その結果、現在水準は1155万円に達しており、1000万円という大台を100万円以上をも上回っている様子であります。
前回の記事において、この116506は「憧れ腕時計の価格帯を変化させる」と表現しましたが、今回の値動きによって、「憧れ腕時計の価格帯はついに1000万円以上になった」といえるでしょう。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年2月 の安値 |
2021年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 116506 |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥9,880,000 | ¥11,550,000 | 1,670,000 | 116.90% |
さらに凄いのは、現在他の“憧れモデル”も1000万円以上という水準に到達したという点でしょう。
ご存知の通り、ノーチラス5711/1A青文字盤は2月末に1000万円以上という水準になったわけです。
このようなことから、「憧れ腕時計の価格帯」は1000万円以上となったといえるわけで、今回の動きは、歴史的な出来事といえるかもしれません。
ちなみに、この116506といえば、ダイヤ文字盤の116506Aがより評価されているという傾向がありますが、そちらは1400万円台という価格帯になった後、現在では売出し数が0となっている様子。116506Aの様子も詳しくお伝えしたしたいのですが、売出しがないため、おおよそ1400万円台というしかないのです。
ノーチラス5711/1Aの価格帯といい、116506Aといい、憧れ腕時計の頂点といった存在は、このところ1400万円といった感覚があるように思いますが、この2ヶ月ほどで、憧れ腕時計の価格帯が一気に上昇したといえます。
2000年代における、憧れ腕時計の価格帯は300万円台といった感覚があり、実際リーマンショック前の“全体的に高い時代”において、そういった傾向がありました。
それが、2017年頃から『500万円台⇒700万円台⇒900万円台』というように変化。そして今では1000万円以上となっているわけです。
116506が900万円台となったのは、2020年9月のことですが、それからたった半年で価格ステージは1100万円台へと変化。それと同時に、「憧れ腕時計」の価格帯も1000万円以上という時代になったといえます。