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現在相場考察

5年で400万円ほどの上昇だが、デイトナ6265銀文字盤

2021年10月6日更新
ロレックスのデイトナ6265について斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年7月の安値と2021年10月の安値を比較し現在相場を考察。この5年3ヶ月での変動は¥4,005,000だった。

デイトナ 銀文字盤 (スモール表記) 6265についての考察(2021年10月)

4桁デイトナといえば、高嶺の花といったキャラクターで、「人気かつ高い中古相場」という印象です。

実際、この6265も、2016年水準が約367万円だったのが、2021年の今では768万円という状況に変化。この5年で400万円以上もの上昇となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年7月
の安値
2021年10月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
銀文字盤
(スモール表記)
6265
中古 5年
3ヶ月
¥3,675,000 ¥7,680,000 4,005,000 208.98%

これだけの上昇をした6265ですが、見方によっては「お得」という表現もできます。

その理由は、パテックフィリップノーチラスとの序列関係です。

2016年の水準を見ると、この6265は「意外に安い」という印象かもしれませんが、その頃ノーチラス5711/1A-010300万円前後といった水準だったわけです。

それが今や、5711/1A-0101000万円以上という水準となっているわけで、この6265よりもだいぶ高い価格帯という状態です。

ですから、ノーチラスとの比較という意味では、6265は、お得感があるといえるわけです。

実際、今、ステンレスのノーチラスを買おうと思ったら、最も安価な3800/1A-001でも約647万円という状況。この6265と「迷うことができる」ぐらいの価格帯となっています。

かつて、3800/1A-0016265の相場は「はっきり離れていた」わけですから、6265「5年で400万円の上昇」という優秀な値上がりをしながらも、「お得感」という見方ができる状況なのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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