回転ベゼル搭載のデイトジャストとして1950年代から存在するモデルが、ターノグラフという名前を得たのは2004年のこと。それまでサンダーバードと呼ばれていたモデルの後継機種にあたる時計です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年9月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトジャスト ターノグラフ 白文字盤 116264 |
中古 | 5年 11ヶ月 |
¥358,000 | ¥498,000 | 140,000 | 139.11% |
2004年デビュー&6桁リファレンスということから近代的なロレックスというイメージですが、すでに生産終了となっているこのモデル。
日本限定モデルが発売されたり、デイト表示の部分が赤色だったり何かと話題になりそうな要素を詰めたモデルでしたが、そんなに人気という印象ではありません。
赤いデイトって、1950年代のロレックスによく見られた仕様。ただその頃のモノは奇数が黒、偶数が赤となっています。
それに対して、ターノグラフは奇数も赤で表記。
ちなみに、日本限定モデルは緑色でデイトが表記されているという、ロレックスにおけるものすごく珍しい仕様。
針の色とデイトのフォント色を同じにするなんて、絶対にロレックスでやらなさそうなことですが、それをやったのがこのターノグラフ。
ロレックスって文字盤については遊び要素を入れますが、その他の部分に関しては昔のベンツみたいに実質剛健。
どんな文字盤を採用しようとも、デイトの部分は白背景に黒文字というロレックス。
それが、赤やら緑のフォント色を採用するなて本当に無いこと。
しかしながら、これ、赤サブやブラックアウトの「レア」という印象とは異なり、“やっちゃった感が強い”という印象で市場に捉えられている模様。
実際、ターノグラフは2010年とくらべて値上がりしていますが、「レア」要素を持つロレックスとして値上がり率は激しくありません。
もし、赤色デイト表示がWG青赤ベゼルGMTマスター、116719BLROに採用されていたら、6542を彷彿させるデザインとしてものすごい「レア」要素としてありがたがられたと思います。
ただ、今というその時代のおいて「不人気」でも後から値上がりするのがロレックスの面白い点。
今、注目されていなくても、急激な値上がりをする可能性も無いわけではないのです。
もしもこの時計が値上がりするならば、スポーツタイプとドレスタイプの中間ということで、1019ミルガウスに近い感覚となると思われます。