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現在相場考察

100万円を越えた、サブマリーナ16610

2021年10月19日更新
ロレックスのサブマリーナー16610について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年7月の安値と2021年10月の安値を比較し現在相場を考察。この0年3ヶ月での変動は¥101,000だった。

サブマリーナ 16610についての考察(2021年10月)

今年7月に「90万円台になった」と驚いたサブマリーナの16610。現行時代の新品実勢価格は、2001年前後が38万円程度、2007年頃からが50万円程度といった水準だったことを考慮すると、ずいぶん高くなったという印象です。

また、16610は現行当時において、入手困難というイメージがまったくない「普通のモデル」といった印象もあったため、15年前といった時代では、ここまでの評価になるなどとは想像もできませんでした。

そんな16610ですが、7月に「90万円台」なったことに驚いてから、まだ3ヶ月しか経っていない今、なんと100万円以上という水準にまで上昇している様子。

16610100万円以上という価格帯になったということに驚くと同時に、たったの3ヶ月で『90万円台⇒100万円台』という価格ステージの変化をしたことも凄いと思います。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年7月
の安値
2021年10月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
16610
中古 0年
3ヶ月
¥988,000 ¥1,089,000 101,000 110.22%

そして、16610が更に凄いのは、近頃、ボトム価格付近の個体が多数売り切れ状態となっている点です。

記事準備中に見ていた個体は、体感的には結構な数が売り切れ状態となっており、16610の勢いを感じる次第です。

また、現在ボトム価格は、既に約108万円(ABランク以上)という状態。もはや、100万円を越えたというよりも、110万円台に近いぐらいの水準となっているわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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