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現在相場考察

2年前よりも102万円程高い状態、カラトラバ3796J

2021年11月1日更新
パテックフィリップのカラトラバ3796Jについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年11月の安値と2021年11月の安値を比較し現在相場を考察。この2年0ヶ月での変動は¥1,025,100だった。

カラトラバ 3796Jについての考察(2021年11月)

カラトラバの3796は、長らく中古相場が80万円台程度といったところで、あまり値動きする傾向がありませんでした。

96や3769といったモデルは、「いつかは手に入れたい」と評判が高いものの、それほど“大人気”といったキャラクターではありません。

また、「いつかは」というように、今買う対象というわけではないため、値動きしづらい側面があったともいえます。

しかし、そんな3769には、今ものすごいことが起こっているのです。

それは、3796がかつてとは比べ物にならないぐらいの高い評価となっている点。2019年11月時点で、3769Jは、約89万円という水準でしたが、現在ではなんと約191万円という状態です。

ですから、2年前よりも102万円程高い状態となったわけですが、これは少し前までの3796Jに対する中古相場のイメージを覆す状況だといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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パテックフィリップ カラトラバ K18YGイエローゴールド 3796J PATEK PHILIPPE 腕時計 安心保証

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年11月
の安値
2021年11月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
3796J
中古 2年
0ヶ月
¥892,500 ¥1,917,600 1,025,100 214.86%

近頃、カラトラバが上昇する様子が目立っており、特に5196が伸びている印象ですが、実は3796や96にも同じようなことが起きているのです。

そういった意味では、96系がやっと評価されるようになったといえるわけですが、これまで96系は、時計マニアからの評価は高くても、相場は高くないといった傾向がありました。

それが、今の状況では、世間的にいわれている「96は良い」という評価に見合った価格帯になったといえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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