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現在相場考察

ついに40万円台に到達、スピードマスタープロフェッショナル3570.50

2021年11月13日更新
オメガのスピードマスター3570.50について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年5月の安値と2021年11月の安値を比較し現在相場を考察。この0年6ヶ月での変動は¥33,000だった。

スピードマスター プロフェッショナル 3570.50についての考察(2021年11月)

大人気モデルでありながら、値上がり難易度が高いオメガスピードマスター3570.50

通常、マニア受けするモデルと、初心者受けするモデルとでは、キャラクターが異なるのですが、この3570.50は、その両者から好まれるという稀有なモデルであります。

しかし、そういったことは、中古相場的には値動きしづらい要素。分かりやすくいえば「レア」という印象がないのです。

けれども、そういったハンディがありながらも、この3570.50は、年々上昇。2016年時点では22万円程度といった水準だったのが、2018年には30万円台に変化。

そして、3570.50の値動きは、現在にかけても続いているわけで、今回ついに40万円台に到達した状態となったのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年5月
の安値
2021年11月
の安値
変動額 残価率
オメガ
スピードマスター
プロフェッショナル
3570.50
中古 0年
6ヶ月
¥382,800 ¥415,800 33,000 108.62%

3570.50は、2014年に後継モデルの311.30.42.30.01.005にバトンタッチされましたが、2017年頃の段階でも、新品が売られている姿をよく目にしました。

そして、その頃の新品実勢価格はおおよそ30万円程度といったところ。ちなみに、311.30.42.30.01.005も2016年頃、同じような価格帯でしたが、驚くことにAmazonでも販売されており、Primeで翌日届くという状態でした。

ですから、ムーンウォッチは、全くもって入手困難という印象がなかったわけですが、そうであるにも関わらず、現在3570.50の中古相場が40万円台という状況なのです。

ハンディがあるなかで、こういった値動きとなった3570.50は、人気モデルの底力を見せたように思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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