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現在相場考察

2年前と変わらない、オイスターパーペチュアル日本限定116000

2021年12月4日更新
ロレックスのオイスターパーペチュアル116000について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年12月の安値と2021年12月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は¥-1,850だった。

オイスターパーペチュアル 日本限定 116000についての考察(2021年12月)

ロレックス日本限定モデルといえば、この116000とターノグラフがあるわけですが、いずれも通常モデルよりも「かなり高い」といったイメージがあります。

しかしながら、オイスタパーペチュアルの116000の現在の様子を見ると、以前とは異なる立ち位置となっているのです。

というのもこの116000日本限定モデル、1年前と現在水準との差が「ほぼ無い」という状況だからです。

この1年といえば、多くのロレックスが「ガバッと上昇」するといった様子が見受けられたわけで、実際116000の“限定ではないモデル”については、結構な上昇をしています。(1年前ボトム価格が約48万円だったのが、現在では約72万円)

けれども、日本限定は1年前水準と現在水準がほぼ同じ。

その結果、相対的な116000日本限定モデルの立ち位置は、以前と比べて「それほど高くない」となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年12月
の安値
2021年12月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
オイスターパーペチュアル
日本限定
116000
中古 1年
0ヶ月
¥1,029,850 ¥1,028,000 -1,850 99.82%

この116000は、見た目がエクスプローラーに似ているという点が、大きな人気要素となっているわけですが、かつては、6桁世代エクスプローラー214270)と比べても「かなり高い」という価格帯に位置していました。

実は、2019年12月において、この116000日本限定モデルは、約101万円という水準だったのですが、当時214270(後期)は約72万円。前期に至っては約62万円だったのです。

ですから、2019年12月時点において116000日本限定は、214270よりも30万円―40万円ほど高いといった立ち位置だったということになります。

しかし、この116000日本限定は、現在水準が約102万円。1年前どころか、2年前から変わっていなかったのです。

そして、214270は2021年4月頃から「ガバッと上昇」したことによって、現在ボトム価格は約99万円(前期)という様子。後期については、110万円がボトム価格となっています。

となると、現在では116000日本限定よりも、214270後期のほうが高いという様子に変わってしまっているわけです。

また、214270前期と比べてもその差は3万円程度。2年前では39万円ほどの差だったことを考えると、かなり差が縮まったといえる状況であります。

以上のことから、私は今、この日本限定116000に非常に強い興味があるのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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