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現在相場考察

10万円以下で楽しめる宝飾カジュアル、ブルガリ『アルミニウム クロノグラフ』AC38TA

2016年8月19日更新
ブルガリのクロノグラフについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2010年10月の安値(ヤフオク)と2016年8月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この5年10ヶ月での変動は¥-19,616だった。

アルミニウム クロノグラフ AC38TAについての考察(2016年8月)

ブルガリアルミニウム1998年にデビューしましたが、その際出ていたのは3針のみ。クロノグラフは翌年1999年のバーゼルで追加されたモデルです。

ブルガリ アルミニウム¥39,800〜¥1,113,200(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2010年10月
の安値(ヤフオク)
2016年8月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ブルガリ
アルミニウム
クロノグラフ
AC38TA
中古 5年
10ヶ月
¥95,000 ¥75,384 -19,616 79.35%

針に発光塗料が無いモノは前期型、発光塗料があるのは2002年頃から出た後期型です。

3針のアルミニウムというとこれと同じ38mmが自動巻の機械式でその他はクオーツ。

3針は自動巻モデルですら5万円前後の相場という感じなのに対してクロノグラフは10万円に近い額と比較的高め。

上記のモノは約7万5000ですが、それぐらいの価格ですとすぐに売れてしまうイメージです。

これだけファッショナブルでカジュアルなクロノグラフが10万円以下で楽しめる、ということに需要があるのでしょう。

クロノグラフ+ラバーベルトは、いかにも休日という感じがして、たまの遊び時計としては最適なポジションだと思います。

これが新品で売られていた頃の並行相場は24万円ぐらい。3針のほうは15万円ぐらいだったため、中古相場となるとクロノグラフのほうが相対的にはお得。

とはいえ、上記の通り、クロノグラフ=約10万弱3針=5万円前後という相場が長らく続いているので、7万5000円は安いほうなのです。

2005年頃からはパネライの影響を受けてか44mmという巨大サイズアルミニウムも作られました。

現在相場において、44mmのほうが断然高いのですが、38mmのサイズのほうがまとまりがある良いデザインだと思います。

また、2004年頃からはカーボン調の黒文字盤も登場。こちらも通常の文字盤と比べると高かったのですが、ここ最近は通常の文字盤と遜色ない相場となっています。

最近人気のないブルガリですが、このアルミニウムのクロノグラフは結構人気があるモデルなため、売買数も多め。

また、3針と比べると流通相場が高いということや、クロノグラフ内容だけに大切に扱われる傾向があるようで、3針より程度の良いモノが多い印象です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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