今回は、昨年新作として発表され、多くの話題をさらった
【パテックフィリップ】『ノーチラス』「Ref.5711/1A-014」
が入荷致しましたので、ご紹介していきたいと思います。わずか1年間のみで生産終了となりカタログからも姿を消した、超レアモデル。是非とも最後までお楽しみください。
【目次】
◆ 「Ref.5711/1A-014」 『ノーチラス』グリーン SS
◆ まとめ
「Ref.5711/1A-014」
『ノーチラス』グリーン SS
※Ref.5711/1A-014
昨年1月、それまで『ノーチラス』の人気を牽引してきたSS(ステンレススチール)ケースの自動巻三針モデル「Ref.5711/1A-010」の廃盤が噂され、それが現実となり『ノーチラス』の価格高騰が始まりました。
※Ref.5711/1A-010
その噂を良い意味で裏切るかのように、2021年新作モデルとして発表されたのが、サンバースト加工されたオリーブグリーン文字盤を採用した、今回ご紹介する「Ref.5711/1A-014」とバゲットカットのダイヤモンドベゼルを配した「Ref.5711/1300A-011」でした。
根拠がある話ではないので、あくまで一つの意見として聞いていただきたいのですが、正規販売店で販売された個体は「Ref.5711/1A-014」が多くとも50本ほど。「Ref.5711/1300A-014」が10本あるかないかではないかと思います。
2021年の7月に時計専門オークションハウス「アンティコルム」にて「Ref.5711/1A-014」が出品され、日本円で約5400万円で落札されたのは記憶に新しいかと思います。
昨年のトレンドカラーでもあったグリーンですが、「Ref.5711/1A-014」の文字盤は、正直なところそこまでグリーンの色味を感じることは出来ないかと思います。実際の見え方は、暖色系のライトの下や光量が弱いところで見ると、ブラックに近いグリーン。自然光の下や光量が強いところで見ると、オリーブグリーン。この表現が一番しっくりくるかと思います。
「Ref.5711/1A-010」との大きな違いは文字盤カラーではありますが、日付表示窓に18KWG(ホワイトゴールド)が採用され、しっかりと高級感を演出しています。夜光付きのバーインデックス、針にも同様に18KWG(ホワイトゴールド)が使われてますね。
サファイアクリタルを採用したスケルトンバックから眺める事が出来るムーブメントは、2019年以降に製造された「Ref.5711/1A-010」にも採用されていた「Cal.26-330 S C」。ハック機能(ストップセコンド機能)と日付変更時間帯が無くなったことが大きく取り沙汰されておりますが、実は巻き上げシステムに関しても多くの技術革新や最適化が行われ、素晴らしい機能が備わり、これも外せないポイントですね。
見た目からは想像出来ない堅牢な作りと120mの防水機能は、日常使いにとても適しており、ポリッシュとサテン仕上げの組み合わせは、他のブランドとは一線を画す上品なデザインとなっております。さすが【パテックフィリップ】のひと言に尽きますね。
極めて少ない時間での着用しかされておらず、10倍ルーペで見ても、スレやキズが見当たらないSAランクの極美品です。付属品も完備しており、手付かずの状態でとてもキレイですね。
気になる販売価格ですが、88,880,000円(税込)
国内で販売されている個体は現在無く、海外の某有名サイトを見ても、最安でもほぼ1億円に近い金額(税込換算)で、販売価格が設定されております。マンションが買えるような価格と同等ではございますが、今後を考えるととても夢のある時計であると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
発表当初はちょこちょこその姿を見せていたグリーン『ノーチラス』ですが、最近は二次流通市場においてほとんど見かける機会が減ってきてしまいました。現に先ほど述べたように、国内在庫はゼロです。
決してお安いとは言いづらい金額ではありますが、生産本数、知名度、人気、、、と、総合的に見て、欲しい方は手に入れるべき時計!というのが率直な意見ですね。
是非ともご興味のある方は、お気軽にお問合せ、ご相談ください。一押し商品だけでなく、みなさまと【パテックフィリップ】の時計についてお話し出来るのを楽しみにしております。
では、また!