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現在相場考察

2017年以来の価格ステージ変化、ルミノールマリーナPAM00069

2022年4月14日更新
オフィチーネパネライのPAM00069について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年11月の安値と2022年4月の安値を比較し現在相場を考察。この2年5ヶ月での変動は¥115,198だった。

ルミノールマリーナ PAM00069についての考察(2022年4月)

ここ5年、10年ぐらいの間に「高い方のパネライ」といったキャラクターになったPAM00069

デビュー当時、この69番は、当時のブレスレットパネライ最安値といった傾向でした。2001年時点において、黒文字盤の50番は、新品実勢価格が“定価以上”となっていた傾向がありましたが、同時期この69番は定価以下。筆者は郊外ドンキホーテでこの69番が37万8000円(税別)で売られていたのを記憶しています。

そんな69番ですが、近年では同世代の黒、白文字盤と比べて「抜きん出て高い」という価格帯に変化。特に変化があったのが2017年で、その時40万円台⇒50万円台となり、12月時点では約55万円という水準に達していました。

しかしながら、その後この69番の勢いは鈍化。2018年10月に約59万円にまで上昇したものの、その後は、やや下落し、あまり目立って動かないという状態が長く続いていたのです。

まったく値動きはしなかったわけではないものの、2018年以降の69番水準は、いずれも50万円台といったところ。安い時期は50万円台前半、高い時期は中盤程度といった状態が4年近く続いていたわけです。

そういった経緯がある69番でありますが、2022年4月の今、実に2017年ぶりに「価格ステージが変化」した様子が見られます。

では、どうなっているかというと、その答えは「値上がり」。

PAM00069の現在水準は、なんと約66万円に達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年11月
の安値
2022年4月
の安値
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ
PAM00069
中古 2年
5ヶ月
¥547,800 ¥662,998 115,198 121.03%

前回PAM00069をお伝えしたのは2019年11月ですが、その際の水準は約54万円。ですから、この2年5ヶ月で約11万円ほどの上昇ということになります。

なお、これまでお伝えした最も高いPAM00069水準は、2018年10月の約59万円でしたから、現在水準は、3年6ヶ月ぶりの高値更新といった状態であります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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